OpenSUSEとは
OpenSUSEとは、コミュニティベースで無償公開され、最新技術の採用に積極的なLinuxディストリビューションである。ノベルがスポンサーを務め、コミュニティが開発を行っている。 元々はSUSEが開発するSUSE Linuxであったが、2003年のノベルによるSUSE買収後、ノベルは100%オープンソースを目指すディストリビューションとして、開発体制をOpenSUSEプロジェクトによるコミュニティベースに移行し、SUSE Linuxから現名称に変更した。
一般的なデスクトップ用途向けのソフトウェアでは、ウェブブラウジング用のソフトとしてFirefox、マルチメディア再生用のソフトとして、GNOME環境ではBanshee、KDE環境ではAmarok、Kaffeineが標準で用意されている。オフィス用途向けには、LibreOfficeオフィススイートが用意されており、一般的な形式の文章やスプレッドシートなどの編集ができる。設定ツールとしては、YaST、YaST2を搭載しており、ソフトウェア管理のインタフェースを提供し、ネットワークやユーザ、セキュリティなどに関する様々な設定も行うことができる。
OpenSUSEの大きな特徴は、様々なデスクトップ環境をサポートしていることであり、デフォルトではKDE4がインストールされるが、GNOME、XFCE、LXDEも利用できる。GUIが強力であり、豊富なドキュメントも備えているため、デスクトップの環境として使うのに適している。また、アップデートの頻度が高く、最新の技術をどんどん導入する傾向にあり、上級者向けである。
【カテゴリ】:Linux関連技術  オープンソースソフトウェア  
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