CentOS 7/RHEL 7プロフェッショナルセミナーを開始
2015年11月25日
CentOS 7/RHEL 7プロフェッショナルセミナーを開始
~ CentOS 7の最重要管理機能を徹底解説 ~
2015年11月25日
株式会社デージーネット
株式会社デージーネット(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:恒川 裕康)は、Linuxシステムの管理者向けにCentOS 7/RHEL 7プロフェッショナルセミナーを東京、名古屋で開催します。CentOS 7/RHEL 7から新しく導入されたsystemd/Firewalld、機能が大幅に追加されたNetworkManagerを詳細に解説します。
セミナーページURL:http://www.designet.co.jp/seminar/
セミナー開催の背景
CentOS 7/RHEL 7では、システム管理(systemd)、ネットワーク管理(NetworkManager)、パケットフィルタリングによるセキュリティ向上(Firewalld)に関する新しい仕組みが導入されました。これらの新機能によって、コマンドラインでほとんどの作業を行うことができ、OSの再起動は極力しなくて済むように変更されたので、リモート管理、クラウドでの利用にとても適しています。
ところが日本国内ではCentOS 7/RHEL 7の導入が進んでいるとは言えない状況です。それは、従来のCentOSやRHELを利用してきたユーザがCentOS 7/RHEL 7を導入しようとしたときに、新しく導入されたsystemd/Firewalldと、標準で利用されるようになったNetworkManagerの3つの機能が支障をきたしていることが原因であると考えられます。
この3つの機能がCentOS 7に採用されたことで、システム構築やシステム管理の方法が大きく変更されており、インターネット上に公開されている情報が少ないことから、習得が難しくなっています。
現在、この技術を深く掘り下げ、詳細に解説するセミナーはほとんどありません。そこでデージーネットでは、最新技術をオペレーションレベルまで深く掘り下げて解説するセミナーを準備しました。
デージーネットの新セミナー
CentOS 7/RHEL 7の新機能には、様々な性能・機能の改善だけでなく、セキュリティの改善や現在のクラウド時代に適した多くのアプリケーションがあります。デージーネットでは、この新技術の習得を支援することで、CentOS 7/RHEL 7をより多くの人が利用できるようになると考えています。そのため、3つの新機能に特化した、従来にないセミナーを企画しました。本セミナーでは、3つの機能をオペレーションレベルにまで掘り下げて解説し、それらを使いこなす技術の習得を目指します。
またデージーネットは、Linux/OSSを使ったシステム構築を主な事業として行っているLinux/OSSの専門家であり、CentOS 7/RHEL 7を利用したシステムを既に数多く構築しています。本セミナーでは、その経験を基に2015年10月に出版した書籍『CentOS 7システム管理ガイドsystemd/NetworkManager/Firewalld徹底攻略』(出版:株式会秀和システム)を利用し、実際の業務事例に基づいた詳細な解説を行います。
セミナー概要
systemd/システム管理の方法
CentOS7/RHEL7では、従来のSystem V initを使うことができないため、システム管理の方法は大きく変化しています。
systemdを学ぶことで、CentOS 7の動作の仕組みを知ることができ、システム管理の幅が大きく広がります。
本セミナーでは、systemdの使い方だけではなく、ユニットの作成方法まで踏み込んで詳細に解説します。
NetworkManager/ネットワーク管理の手順
NetworkManagerは、CentOS 5から採用されている機能ですが、多くのシステム管理者は適切に使いこなすことができていません。しかし、NetworkManagerを使うことで、ネットワーク管理の手順は非常に単純になります。ルータやスイッチと同じように、コマンドラインで設定することができるようになるため、クラウド環境では必須の機能です。本セミナーでは、NetworkManagerを使って、様々なネットワークの設定を実際に行ない、NetworkManagerの技術習得を目指します。
Firewalld/パケットフィルタリングによるセキュリティ向上
Firewalldは、従来のiptablesサービスに代わりCentOS 7/RHEL 7から採用されたパケットフィルタリングの仕組みです。情報漏洩対策や個人情報保護が求めれる中、サーバのセキュリティを向上するためには必須の技術です。本セミナーでは、様々なFirewalldの設定を集中的に行い、技術習得を目指します。
お申し込みURL:https://www.designet.co.jp/seminar/entry/
参考情報
systemdとは
systemdはLinuxの起動プロセスを改良するための仕組みです。従来はSystem V initが採用されてきましたが、System Vは効率が悪いという問題があり、systemdが開発されました。systemdが採用されたことで、初期化プロセス、サービス管理、リソース管理など、様々なシステム管理の方法が変更されました。次のような特徴から起動時間を短くすることが可能になります。
- 起動時に最低限のサービスのみを起動する
- 必要なとき必要なものを起動する
- 必要なものを起動する際には、システムのCPUやIOを最大限活用する
NetworkManagerとは
NetworkManagerはネットワーク管理のツールです。CentOS7から従来のネットワーク管理手法に代わり、標準になりました。ネットワーク関連の設定が一元管理でき、次のような特徴があります。
- ネットワーク接続の自動検知により、切断・接続時のネットワーク再起動が不要
- グラフィカル環境の管理画面で設定ができる
- 簡単にWi-FiネットワークやVPNの接続ができる
- 補完機能のあるコマンドラインインタフェース(nmcli)で一連の設定ができる
- 日本語に対応したテキストユーザインタフェース(nmtui)で直感的に設定ができる
Firewalldとは
FirewalldはCentOS 7から採用されたパケットフィルタリングの仕組みです。パケットフィルタリングはパケットの送受信の許可や禁止をする機能です。通信を必要なものに限定することで、セキュリティを高めることが可能です。Firewalldには次のような特徴があります。
- Firewalldデーモンが常駐し、カーネルのNetfilterサブシステムに登録されている情報を総合的に管理する
- ヘルパーモジュールとパケットフィルタリングルールを一括して管理することができる
- TCP/IPの仕組みを理解していなくても設定できる
- 簡単に通信の許可・禁止を設定できる
- 通信を停止せずにルールの修正を行うことができる
- 一時的なルールの設定と、永続的なルールの設定を使い分けられる
- 一定時間だけのルールを設定することも可能である
参考URL
Linux管理者セミナー
導入
http://www.designet.co.jp/seminar/seminar.php?seminar_id=4
実践
http://www.designet.co.jp/seminar/seminar.php?seminar_id=5
応用
http://www.designet.co.jp/seminar/seminar.php?seminar_id=6
CentOS7/RHEL7プロフェッショナルセミナー
systemd徹底攻略
http://www.designet.co.jp/seminar/seminar.php?seminar_id=12
NetworkManager徹底攻略
http://www.designet.co.jp/seminar/seminar.php?seminar_id=13
Firewalld徹底攻略
http://www.designet.co.jp/seminar/seminar.php?seminar_id=14
SELinux徹底攻略
http://www.designet.co.jp/seminar/seminar.php?seminar_id=3
デージーネットの書籍情報
http://www.designet.co.jp/books/index.html
会社概要
会社名: 株式会社 デージーネット
代表者: 代表取締役 恒川 裕康
本社 : 〒465-0025 愛知県名古屋市名東区上社四丁目39-1
資本金: 1,000万円
URL : http://www.designet.co.jp/
<一般の方からのお問い合わせ先>
https://www.designet.co.jp/contact/index.php