システムテストはできている?
システム管理のつぼ(2012年7月号)
フロンティア開発部 林 亜沙美
システムテストとは、完成したシステムに対して行う総合テストのことです。セキュリティの部分や、負荷のシステムテストがしっかり実施されていないと、サービスインしてから問題が発覚してしまう可能性があります。
システムテストはすべての項目に合格することが目的ではなく、システムをより高い品質にしていくことが目的となります。
ではどのようなポイントでシステムテストをするべきなのでしょうか?
例えばソフトウェア開発では、テストを実施するたびに、テストの仕方やコーディングなどの前段階で本当に問題はなかったかを振り返り対策していきながら進めていくことが、高品質なソフトウェアを作成するポイントです。
システム全体の場合でも同じことが言えます。お客様の要望が満たされているか、セキュリティ設定が適切に行われているか、高負荷に耐えられるかなどを確認するテスト項目を作成する必要があります。テストを実施する毎にバグの種類、数を分析、振り返りをし、次にどういったテストを実施していくのか判断していくことが重要になります。
デージーネットでは、今年からお客様にお渡しする試験成績書にテストの履歴をつけてお渡ししています。
このテスト履歴にはデージーネットが不合格項目について分析を行い、どういった判断をしたかが詳細に記載されています。このようにシステムテストでどのように品質管理されているのか明確にすることで安心してシステムを利用していただけると考えています。