OSSのパラダイム(善意の原則)
システム管理のつぼ(2013年10月号)
フロンティア開発部 米山陽介
デージーネットマガジン9月号にてOSSのパラダイムについて紹介させていただきました。今月号は、「善意の原則」について紹介していきます。
OSSは、無償で公開されているものであり、日々新しいソフトウェアが公開されたり、ソフトウェアが改良されたりしています。これは、OSSに携わる人々が善意で行っていることです。
OSSに携わる人々は皆、義務感で行っているのではなく、ソフトウェアをもっと使いやすいものにしたいとか、早くバグを修正したいと考え、自ら活動をしているのです。よって、バグのレポートや問い合わせを行う場合は、作成者に調査を依頼したり、バグの修正を依頼するという気持ちで行うべきではありません。バグの情報を提供したり、問題解決をする事で、"協力"して良いものにしていく気持ちが大切なのです。
OSSを使う際は、自分でドキュメントを読み、ソフトウェアの使い方を学んだり、実際に自分で使ってみたり、気付いた事等を発信するなど、"自分から"活動していきましょう。
デージーネットも、OSSの開発や改良に積極的に取り組んでいます。自社で作成したソフトウェアをについてご意見をいただいた場合、機能改善をしたり、機能追加を行っています。
このように、人と人とのネットワークをうまく活用し、うまく付き合っていくことでよりよくなっていくのです。