新しいOOSの導入
システム管理のつぼ(2015年2月号)
フロンティア開発部 米山 陽介
日々、新しいOSSが開発され公開されています。デージーネットでもDNSサーバについて調査を進めておりましたが、BINDのように今まで主要なソフトウェアとして使っていたものが、新しいOSSに置き換わることは珍しくありません。よって、いつまでも古いシステムを使い続けることはできず、新しいソフトウェアを使って、より安全で快適な環境を保つ必要があります。
しかし、新しいOSSを使おう!といっても、簡単なことではありません。今までと使い方が変わっていたり、管理の仕方、設定の仕方が大きく変わっていることがあるからです。
では、どのように導入作業をすればいいのでしょうか?
導入前や導入時に気を付けるべきことはたくさんありますが、デージーネットでは、以下を行うようにしています。
・導入前に検証環境で可能な限り動作確認をする
・基本的な動きを理解し、順番に設定を確かめる
・実現したい機能から必要な設定項目を洗い出す
・ログに怪しい文が出力されていないか確認をする
・導入後、実際運用を行い、都度環境に合った設定に調整していく
一番重要なのは、実際に動かして確認してみることかと思いますが、ただ闇雲に触っていても、何が正解で何が間違っているのか分からなくなります。
ちゃんと計画性を持って、順番に設定をしていくことを心がける必要があるかと思います。また、導入後には、チューニングや細かな設定、改善を行うことを前提にしておくといいでしょう。