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~バックアップはなぜ必要なのか~バックアップの重要性を再確認

システム管理のつぼ(2016年1月号)

ソリューション開発部 森 彰吾

システムの構築・運用において、必ず何らかのデータを扱います。昨今では、個人情報やサービスの根幹に関わるデータも多く、データの破壊や消失による影響は大きくなっています。被害を最小限に食いとどめるためには、必ずデータのバックアップについての検討が必要になります。

そもそもバックアップは何故必要なのでしょうか?

データの破壊・消失の可能性は、どんなシステムにも存在しています。ただ発生する状況は様々ですので、状況に合わせたバックアップが必要になります。では、どのような状況が想定されるのでしょうか。

まず想定されるのは、ハードウェアの障害です。ハードディスクなどの記憶装置の故障によりデータが消失する可能性があります。次に挙げられるのが論理的な破壊です。操作ミスなどヒューマンエラー、ソフトウェアのバグ、攻撃者によるクラッキングなどによるデータ破壊や消失が想定されます。また災害により、コンピューターが保管されているデータセンターごと破壊されるということも想定されます。

データの破壊や消失が発生すると、業務が停止したり、有料サービスが停止してしまったりと、多くのユーザに被害を与えることがあります。

バックアップは、このようなデータの破壊・消失からデータを守り、復旧するために必要となります。

ただ状況によって、バックアップの手法は異なります。
例えば1つのサーバの中で、メインのハードディスクのデータを、別ハードディスクにバックアップをしていたとします。この時にメインのハードディスクが壊れても、別のハードディスクから復旧は可能です。しかし、大地震などでコンピュータごと潰れてしまうような事態が発生すると、バックアップは意味を成しません。

このためバックアップは、対象のシステムをどんな状況から守らなければならないのか、よく検討してから実施する必要があります。

デージーネットでは、バックアップについてのご提案・設計・システム構築も行っています。そのシステムが扱う主要なデータを、どう守るかを検討して実施することで、システム稼働時から安心して運用を行うことができます。

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