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~素早くタイムリーな対策をするために~

システム管理のつぼ(2017年4月号)

ソリューション開発部 丸吉 祐也

オープンソースソフトウェアはセキュリティ問題やバグが発見されたらアップデートされます。このようなセキュリティ情報はOSベンダーやソフトウェアの開発団体等から情報が配信されます。重大なセキュリティ問題が発見された場合は早急に対策をしなければなりません。皆さんはどのシステムにどのソフトウェアが導入されているか、すぐに把握できる状態にしていますか?

デージーネットではインストールしているソフトウェアやバージョンや設定内容をサーバ毎にドキュメント化して管理をしています。そのドキュメントを見ることでソフトウェアに問題が見つかった場合に、どのシステムに影響があるのか知ることができます。

しかし、管理するシステムの台数が多くなると、情報を調べることにも時間がかかります。例えば100台のサーバがあったとします。1つずつドキュメントを開いて確認・・・ということはあまりやりたくありません。

このような場合にデージーネットでは、expectを使って自動的に素早くシステムの設定情報を取得しています。expectは対話式のコマンド入力や出力の取得など、さまざまな操作を自動化し効率化することができます。

セキュリティ対策は早めに実施することが重要です。むしろ時間が経過してしまうと意味がなくなってしまいます。素早く正確にシステムの状態を把握することで、タイムリーな対応ができますし、システムを安全に使うことができます。

手間がかかることや時間がかかることはどうしても後にまわしがちです。そのため、セキュリティ対策以外にも設定のバックアップの取得などよく実施する作業は、効率よく正確に実施する方法を確立して運用の負荷を減らことがポイントです。なにより自動的に作業が進むようになると結構楽しいものです。皆さんもこの機会に現在実施している定型作業の効率化を検討してはいかがでしょうか。

デージーネットマガジン2017年4月号記事一覧

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