施設予約アプリ ReserveRoom
OSS研究室 大野 公善
今回は、Nextcloudの施設予約アプリ ReserveRoom をご紹介いたします。
Nextcloudはオープンソースのオンラインストレージソフトウェアです。Nextcloudを使用すれば、自社専用のオンラインストレージシステムを構築することができます。
Nextcloudには、機能を拡張するための「アプリ」という仕組みがあります。アプリを追加することで、Nextcloudをより便利に利用することができます。例えば、カレンダー、メール、チャットのようなアプリを追加することで、Nextcloudをグループウェアとして利用することもできるようになります。
Nextcloudをグループウェアとして使用する場合、施設予約の機能も使いたいところでしたが、施設予約アプリは存在していませんでした。そこで、デージーネットが 施設予約アプリ ReserveRoom を開発しました。
施設予約アプリ ReserveRoom の特徴をご紹介します。
無料で自由に利用できる
ReserveRoom は、オープンソースソフトウェアとして公開しています。ソフトウェアをダウンロードしてNextcloudに導入すれば、すぐに施設予約機能を利用することができます。
アカウントの一元管理ができる
ReserveRoom は、Nextcloudのアカウントを使用しています。ReserveRoom専用の特別なアカウント設定は不要です。
施設予約状況がすぐにわかる
ReserveRoom は、指定した日付の予約がスケジュール形式で一覧表示されます。予約したい施設が、いつ空いていて、いつ埋まっているのかをひと目で確認することができます。予約状況については、自分の予約は赤、他社の予約は青で表示されますので、自分が何を予約しているかをひと目で確認することもできます。また、予約箇所にマウスカーソルを合わせることで、予約の詳細がポップアップ表示されます。何のために利用するのかを施設予約利用者に共有することができます。
簡単に予約を行うことができる
予約表示画面で予約したい時刻をクリックすると、該当時刻の予約ダイアログが開きます。時刻入力を省略して、簡単に予約を行うことができるようになっています。
予約対象施設を自由に管理できる
ReserveRoomは、予約対象とする施設を自由に設定することができます。施設の表示順序も制御することができますので、施設予約を見やすくすることができます。予約対象施設は、管理者権限を持ったユーザだけが行えるようになっています。一般利用者が誤って施設を変更したり、削除してしまったりすることはありません。
デージーネットでは、ReserveRoom の他にメール連携アプリを開発して公開しています。ReserveRoom と合わせて使用すれば、Nextcloudをグループウェアとして更に便利に利用できるようになります。
関連ページ
ReserveRoomマニュアルページ
施設予約を行うためのプラグイン・アプリです。施設予約システムReserveRoomを導入すると、Nextcloud上で会議室や社用車などの社用設備や施設の予約ができるようになります。
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