OSSのチャットシステム〜Mattermost〜
OSS研究室 大野 公善
今月は、Mattermostをご紹介いたします。
Mattermostは、オープンソースのチャットシステムです。最近ではLINE等のチャットサービスはよく利用されています。ビジネスの世界でも、チャットは当たり前のように利用されるようになってきました。例えば、SlackやLINEWORKS等のチャットサービスを利用されている方も多いのではないでしょうか?ただ、企業内で機密情報や個人情報を扱う場合、クラウドのチャットサービスは心配、使えないということもお聞きします。
Mattermostを使用すれば、オンプレのサーバやプライベートクラウドの環境にチャットシステムを構築することができます。自社専用のシステムなので、安心してチャットを利用することができます。
それでは、Mattermostの便利な使用方法をご紹介しましょう。
複数のチャット空間を自由に作成できます
Mattermostでは「チーム」という単位のチャット空間を自由に作成することができます。Mattermostの「チーム」は、営業所、部門、プロジェクト等で利用することで、それぞれのチームで独立したチャット空間を使用することができます。
チームの中には、チャンネルやダイレクトメッセージを作成することができます。
- チャンネル
チャットのやり取りを行う部屋です。チャンネルはチームメンバーなら誰でも参加できる「公開チャンネル」と主催者が招待したメンバーだけが参加できる「非公開チャンネル」を利用できます。
- ダイレクトメッセージ
特定のメンバーと1対1でメッセージのやり取りを行う部屋です。電話で話しているような間隔で、特定の人とのチャット交換を行うことができます。
またMattermostのユーザは、複数のチームが参加することができます。例えば、会社のチーム、部門のチーム、プロジェクトのチーム等、複数のチームに参加できます。チームはボタンひとつで切り替えを行うことができますし、チャットメッセージが投稿されたことが通知される機能もあります。
チームは、複数の独立したチャット空間を利用したい方にはとても便利な機能だと思います。
チャット以外のツールも使用できます
Mattermostでは、メインのチャット機能とは別のツールを利用することも可能です。
- ボード
かんばん方式でプロジェクトのタスク管理を行うことができるツールです。チャンネル毎にボードを作成することができますので、チャンネル内でのタスク管理を行ないたい時に便利です。
- プレイブック
何度も繰り返して実行する手続きを、チェックリスト形式で実行することができるようにするためのツールです。チャットメッセージに特定の文字を投稿した時に自動的にプレイブックを開始することができます。例えば「問い合わせが来ました。」と投稿した時に、問い合わせプレイブックを自動的開始できます。プレイブックが開始されたら、予め登録しておくチェックリストに従って手続きを進めることができます。プレイブックが開始されると、自動的にチャンネルが開催されたり、進捗を指定したチャンネルに自動投稿したりすることも可能です。ワークフローを実行する時に便利な機能です。
デージーネットでは
デージーネットでは、Rocket.Chatを使用したチャットシステム構築のご提案をしてきました。Mattermostもラインナップに加えて、これからもより便利なチャットシステムを提案させて頂きます。
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