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動画配信サーバ「AVideo」のLDAP連携プラグイン〜AuthLDAP〜

経営企画室 OSS企画チーム 小倉 崇志

今回は、デージーネットが開発し2025年3月27日より提供を開始した、AVideoにLDAP連携を実現するプラグイン「AuthLDAP」について紹介します。

AVideoとは

AVideoは、オープンソースの動画配信サーバです。YouTubeのように、撮影・録画した動画をストリーミング配信したり、リアルタイムなライブ配信をしたりすることができます。

AVideoでは、動画の検索や再生、アップロードなどの操作をWebブラウザ上で行うため、PCだけでなくスマホでも対応可能です。トレンドや再生回数、カテゴリ別などで動画を並び替えて表示したり、キーワードやタグによる動画の検索をしたりすることが可能です。動画の再生画面では、再生速度のコントロール、音量の調整、最大化などの操作を使うことができます。 さらに、動画に対して評価を行ったり、コメントを記載したりすることもできます。

AVideoの導入メリット

AVideoの最大のメリットは、自社専用の動画配信サーバを構築することができる点にあります。また、OSSであるためユーザ数の制限なく利用可能です。さらに管理者であれば、ユーザが動画の何%ぐらいまで視聴しているかなど、視聴状況を確認することもできます。もちろん社内用だけでなく、社外の人への動画配信も可能です。

AVideoの用途

AVideoを利用して自社専用の動画配信サーバを構築することで、情報漏洩のリスクを減らして動画管理・配信ができます。そのため、以下のようなケースで活用できます。

  • 社外秘の手順やマニュアルの共有
  • 録画したWeb会議の活用
  • リモートワーク社員への研修

AuthLDAPの開発背景

通常AVideoを使用するには、使用を許可されたユーザのIDとパスワードで認証する必要があります。社内や学内のユーザ情報はLDAPActiveDirectoryなどのユーザ管理サーバで管理することが多いですが、AVideoにはLDAP連携でユーザ認証を行う機能に制約があり、利用しにくい状況でした。そのため、デージーネットでは、AVideoで柔軟にLDAP連携を行うことができるプラグイン「AuthLDAP」 の開発を行いました。

AuthLDAP を利用することによるメリット

AVideoにAuthLDAP を導入した場合、次のようなメリットがあります。

ログインが容易になる

ユーザは、LDAPに登録されているIDとパスワードで、AVideoにログインすることが可能になります。そのため、AVideo用に新たなログイン情報を覚える手間が不要になり、ユーザの利便性向上につながります。

ユーザ管理が容易になる

AVideoの管理画面上でLDAP連携設定をしておくことで、ユーザ情報をLDAPにて一元管理できるようになります。そのため、管理者のユーザ管理業務の負担を軽減することができます。

デージーネットでは

デージーネットでは、動画配信サーバとしてAVideoの導入をお勧めしています。AuthLDAPを使ったAVideoのLDAP連携機能の追加をご提案できますので、低リスクな動画配信サーバの構築が可能です。

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プラグイン〜AVideo〜

OSS情報(AVideoプラグイン)

AVideoには、多くのプラグインの機能があり標準でインストールされています。使用したいプラグインを有効にすればすぐ利用することが可能です。ここでは、LDAP認証プラグインや広告用動画のプラグインなど、AVideoで使えるプラグインについて紹介します。

デージーネットからのお知らせ

動画配信システムのOSS『AVideo』と連携し ユーザ管理を容易にする『AuthLDAP』を 2025年3月27日より無償公開開始

https://www.designet.co.jp/open_source/authldap/

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