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7. リリースノート

[2024/9/11] Messasy バージョン3.03 をリリース

7.1. バージョン3.03 (2024/9/11)

  • 機能追加
    • libldaモジュールを追加
  • 開発者向けの追加
    • exampleディレクトリに設定の例を追加
    • make distclean-allを利用して./configure前の状態にリポジトリを戻せるように変更
  • 修正
    • 不要コードの削除
    • コンパイル時に警告が出るコードを修正
    • インストールをconfigureスクリプトからの実行に変更
    • ソースコードのライセンスの表記を統一
    • READMEのフォーマットをMarkdownに変更
    • コメントをEUC-JPからUTF-8に変更

7.2. バージョン3.02 (2024/7/11)

3.00までのMessasyの以下の不具合について修正しました。

  • コンパイルに失敗する
  • enczipモジュールを使用してメールを保存すると、Messasyが停止する

7.3. バージョン3.00 (2014/05/16)

2.00からの変更点
○メール保存処理をモジュールロード型に変更

・モジュールロード型への構造変更
メール保存処理部分を外部モジュール化し、ロードするモジュールによって所望のメール保存方法を選択できるようにしました。
これにより、これまでプレインテキストのeml形式のみでしか保存できなかったのに対し、圧縮保存形式などを選択できるようになりました。

・GZIP形式、パスワード付きZIP形式に対応
今回のリリースでは、下記の3種類の保存形式に対応したモジュールが用意されています。

【モジュール名】

  • maildrop
  • gzip
  • enczip

【ライブラリ】

  • libmaildrop.so
  • libgzip.so
  • libenczip.so

【説明】
従来どおりのプレインテキスト形式
GZIP圧縮形式(gzipコマンドが必要)
パスワード付きZIP形式(zipコマンドが必要)
・設定ファイルmodule.confの追加
利用するメール保存処理用のモジュールを指定するため、module.confという設定ファイルを追加しました。
このファイルはmessasy.binコマンドの第2引数にファイル名を指定することで、任意のファイルを指定することも可能です。
設定ファイルmodule.conf(デフォルトでは/usr/local/etc/module.conf)の中に次のように記述することで、利用するモジュールを選択できます。
同時に複数のモジュールを選ぶこともできます。この場合、1行に1つのモジュール設定を記述します。

LoadModule maildrop /usr/local/lib/messasy/libmaildrop.so
LoadModule enczip /usr/local/lib/messasy/libenczip.so

なお、この設定ファイルの内容を変更した場合、反映するためにはmessasyを再起動する必要があります。

・messasy.confの設定項目をモジュール化に対応して変更
環境設定ファイルmessasy.confの設定項目の一部が変更になりました。
設定項目のうち、ロードするモジュールに依存する項目は、そのモジュールをロードするときだけ指定ができるようになりました。
下記では「共通設定項目」「○○モジュール用の項目」と表記していますが、これらはすべてmessasy.confファイル内に同一の書式で記載します。
すべての設定項目の詳細はドキュメントを参照してください。

[共通設定項目から削除された項目]

  • MailDir
  • MailFolder
  • DotDelimiter
  • SlashDelimiter

[maildropモジュール用の項目]

  • MailDir: メール保存を行なうベースのディレクトリを指定
  • MailFolder: メール保存フォルダのパスのフォーマット
  • DotDelimiter: MailFolderに%M, %Dが含まれる場合、保存対象アドレスに含まれる「.(半角ピリオド)」を置き換える文字を指定
  • SlashDelimiter: MailFolderに%M, %Dが含まれる場合、保存対象アドレスに含まれる「/(半角スラッシュ)」を置き換える文字を指定

[gzipモジュール用の項目]

  • GzipMailDir: メール保存を行なうベースのディレクトリを指定
  • GzipMailFolder: メール保存フォルダのパスのフォーマット
  • GzipDotDelimiter: MailFolderに%M, %Dが含まれる場合、保存対象アドレスに含まれる「.(半角ピリオド)」を置き換える文字を指定
  • GzipSlashDelimiter: MailFolderに%M, %Dが含まれる場合、保存対象アドレスに含まれる「/(半角スラッシュ)」を置き換える文字を指定
  • GzipCommand: GZIP圧縮を行うのに利用する外部コマンドを指定

[enczipモジュール用の項目]

  • EncZipMailDir: メール保存を行なうベースのディレクトリを指定
  • EncZipMailFolder: メール保存フォルダのパスのフォーマット
  • EncZipDotDelimiter: MailFolderに%M, %Dが含まれる場合、保存対象アドレスに含まれる「.(半角ピリオド)」を置き換える文字を指定
  • EncZipSlashDelimiter: MailFolderに%M, %Dが含まれる場合、保存対象アドレスに含まれる「/(半角スラッシュ)」を置き換える文字を指定
  • EncZipCommand: GZIP圧縮を行うのに利用する外部コマンドを指定
  • EncZipPassword: パスワード付きZIP圧縮で設定するパスワードを指定
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