8. SaMMAで利用できる高度な機能 一覧へ 10. 設定詳細
9. 使い方
9.1. 外部操作
SaMMAは環境設定ファイルのCommandPortで指定したポートから外部操作を行うことができます。
外部操作では以下のコマンドが利用できます。
- reload {all|tmpl}
- SaMMAの設定ファイルの再読み込みを行います。
- login password
- 外部操作を行うためのログインを行います。
- passwordは環境設定ファイルのCommandPassで設定した値です。
- ログインするまではreloadコマンドを使用することができません。
- 外部操作を行うためのログインを行います。
- exit
- 外部操作を終了します。
コマンドの入力に成功すると+OKが、失敗すると-NGが画面に出力されます。
9.1.1. 環境設定ファイルの再読み込み
環境設定ファイルの特定項目(詳しくは samma.conf 参照)とパスワード通知書式ファイルと文字コード変換失敗用パスワード通知書式ファイルの再読み込みを行います。
再読み込みするパスワード通知書式ファイルと文字コード変換失敗用パスワード通知書式ファイルは環境設定ファイルのTemplatePathで設定されているファイルです。
下記の例では外部連携ポートが17777で外部操作のログインパスワードがsecretの場合(CommandPort=17777、CommandPass=secretと設定)の環境設定ファイル再読み込み操作です。
$ telnet localhost 17777
Trying 127.0.0.1...
Connected to samma.designet.jp (127.0.0.1).
Escape character is '^]'.
Welcome to SaMMA
login secret ←ログイン
+OK
reload all ←再読み込み
+OK
exit ←終了
Connection close
9.1.2. パスワード通知書式ファイルと文字コード変換失敗用パスワード通知書式ファイルの再読み込み
パスワード通知書式ファイルと文字コード変換失敗用パスワード通知書式ファイルのみの再読み込みを行います。再読み込みするパスワード通知書式ファイルは環境設定ファイルのTemplatePathで設定されているファイルです。
また、文字コード変換失敗用パスワード通知書式ファイルは環境設定ファイルのErrorMessageTemplatePathで設定されているファイルです。
下記の例では外部連携ポートが17777で外部操作のログインパスワードがsecretの場合(CommandPort=17777、CommandPass=secretと設定)のパスワード通知書式ファイルと変換失敗用パスワード通知書式ファイル再読み込み操作です。
$ telnet localhost 17777
Trying 127.0.0.1...
Connected to samma.designet.jp (127.0.0.1).
Escape character is '^]'.
Welcome to SaMMA
login secret ←ログイン
+OK
reload tmpl ←再読み込み
+OK
exit ←終了
Connection close
9.2. 注意事項
9.2.1. 添付ファイルに同一のファイル名が含まれる場合
安全化処理に際して、添付ファイルに同一のファイル名のものが含まれていた場合、ファイル名を変更します。ファイルの内容は変更されません。
削除モードでは、単に削除ファイルリストに同名のファイルが記述されます。
9.2.2. 添付ファイル名が長い場合
添付ファイル名が長い場合、ファイル名を短く変更します。ファイルの内容は変更されません。
9.2.3. 添付メッセージを添付した場合
添付メッセージも安全化されます。
9.2.4. 添付ファイル名に文字コード変換ができない文字が含まれる場合
SaMMAは、添付ファイル名を設定項目StrCodeで設定した文字コードに変換し、 パスワード付きZIPを生成します。
添付ファイル名の文字コードからStrCodeの文字コードへの変換ができなかった場合、 そのファイル名は設定項目AttachmentFileAliasで指定したファイル名になります。 通知メールに記載されるファイル名も同様になります。