オープンソース

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9. 使い方

9.1. 外部操作

SaMMAは環境設定ファイルのCommandPortで指定したポートから外部操作を行うことができます。

外部操作では以下のコマンドが利用できます。

  • reload {all|tmpl}
    • SaMMAの設定ファイルの再読み込みを行います。
  • login password
    • 外部操作を行うためのログインを行います。
      • passwordは環境設定ファイルのCommandPassで設定した値です。
      • ログインするまではreloadコマンドを使用することができません。
  • exit
    • 外部操作を終了します。

コマンドの入力に成功すると+OKが、失敗すると-NGが画面に出力されます。

9.1.1. 環境設定ファイルの再読み込み

環境設定ファイルの特定項目(詳しくは samma.conf 参照)とパスワード通知書式ファイルと文字コード変換失敗用パスワード通知書式ファイルの再読み込みを行います。

再読み込みするパスワード通知書式ファイルと文字コード変換失敗用パスワード通知書式ファイルは環境設定ファイルのTemplatePathで設定されているファイルです。

下記の例では外部連携ポートが17777で外部操作のログインパスワードがsecretの場合(CommandPort=17777、CommandPass=secretと設定)の環境設定ファイル再読み込み操作です。

環境設定ファイル再読み込み操作
$ telnet localhost 17777
Trying 127.0.0.1...
Connected to samma.designet.jp (127.0.0.1).
Escape character is '^]'.
Welcome to SaMMA
login secret ←ログイン
+OK
reload all ←再読み込み
+OK
exit ←終了
Connection close

9.1.2. パスワード通知書式ファイルと文字コード変換失敗用パスワード通知書式ファイルの再読み込み

パスワード通知書式ファイルと文字コード変換失敗用パスワード通知書式ファイルのみの再読み込みを行います。再読み込みするパスワード通知書式ファイルは環境設定ファイルのTemplatePathで設定されているファイルです。

また、文字コード変換失敗用パスワード通知書式ファイルは環境設定ファイルのErrorMessageTemplatePathで設定されているファイルです。

下記の例では外部連携ポートが17777で外部操作のログインパスワードがsecretの場合(CommandPort=17777、CommandPass=secretと設定)のパスワード通知書式ファイルと変換失敗用パスワード通知書式ファイル再読み込み操作です。

パスワード通知書式ファイルと変換失敗用パスワード通知書式ファイル再読み込み操作
$ telnet localhost 17777
Trying 127.0.0.1...
Connected to samma.designet.jp (127.0.0.1).
Escape character is '^]'.
Welcome to SaMMA
login secret ←ログイン
+OK
reload tmpl ←再読み込み
+OK
exit ←終了
Connection close

9.2. 注意事項

9.2.1. 添付ファイルに同一のファイル名が含まれる場合

安全化処理に際して、添付ファイルに同一のファイル名のものが含まれていた場合、ファイル名を変更します。ファイルの内容は変更されません。

削除モードでは、単に削除ファイルリストに同名のファイルが記述されます。

9.2.2. 添付ファイル名が長い場合

添付ファイル名が長い場合、ファイル名を短く変更します。ファイルの内容は変更されません。

9.2.3. 添付メッセージを添付した場合

添付メッセージも安全化されます。

9.2.4. 添付ファイル名に文字コード変換ができない文字が含まれる場合

SaMMAは、添付ファイル名を設定項目StrCodeで設定した文字コードに変換し、 パスワード付きZIPを生成します。

添付ファイル名の文字コードからStrCodeの文字コードへの変換ができなかった場合、 そのファイル名は設定項目AttachmentFileAliasで指定したファイル名になります。 通知メールに記載されるファイル名も同様になります。

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