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3. BigBlueButtonのユーザーを管理する

この章では、BigBlueButtonのユーザーを管理する方法について解説します。

3.1. ユーザーの役割を追加する

3.1.1. 役割について

BigBlueButtonでは、管理者が役割を作成でき、ユーザーに対してその役割を付与することができます。

役割では会議室の作成やユーザーの管理などの権限を設定することができます。 設定した権限に応じて、そのユーザーが可能な操作を制限することができます。

3.1.2. 役割を追加する

ここでは、ユーザーに付与する役割の作成方法について解説します。 役割を追加することにより、役割ごとに与えられる権限をカスタマイズすることができます。

役割の追加は、設定画面の 役割 メニューから役割画面を開いて行います。

BigBlueButtonの役割画面

ここでは、新しく「アシスタント」という役割を追加します。

新しい役割を作成する をクリックします。

BigBlueButtonの役割追加画面_1

追加する役割の名前を入力し、 新しい役割を作成 をクリックします。

BigBlueButtonの役割追加画面_2

「アシスタント」という役割が追加されました。

BigBlueButtonの役割追加画面_3

3.1.3. 役割に権限を付与する

ここでは役割に操作可能な権限の設定方法について解説します。

権限を変更したい役割を選択します。

BigBlueButtonの役割追加画面_4
  • 役割の名前 では、役割の名前を変更できます。
  • 役割の色 では、役割で表示されるアイコンの色を変更できます。

役割ごとに設定できる権限は以下の通りです。

  • 会議室の作成権
    • 有効化すると会議室の作成ができます。
  • ユーザーの管理権
    • 有効化するとユーザーの管理設定を変更できます。
  • 会議を録画する権限
    • 有効化すると会議を録画できます。
  • 会議室と録画を管理する権限
    • 有効化すると会議室と録画の管理設定を変更できます。
  • サイト設定の編集権
    • 有効化するとサイトの設定を編集できます。
  • 役割の編集権
    • 有効化すると役割の編集できます。
  • 会議室共有のドロップダウンに含める
    • 有効化すると会議室の共有ができます。
  • この役割が割り当てられたときにはメールで知らせる
    • 有効化すると役割が割り当てられた際に通知されます。
  • この役割を解除されたときはメールで知らせる
    • 有効化すると役割が解除された際に通知されます。

3.1.4. 役割を削除する

ここでは役割の削除について解説します。

削除したい役割をクリックします。

BigBlueButtonの役割削除画面_1

画面下部にある 役割の削除 をクリックすると、役割を削除できます。

BigBlueButtonの役割削除画面_2

Note

ただし、ユーザーに役割が設定されている場合削除できません。

3.2. ユーザーの登録方法を変更する

BigBlueButtonでは、ユーザーの登録方法として、以下の3種類があります。

  • 自由登録
  • 招待制
  • 承認制

ここでは、ユーザーの登録方法の変更について解説します。

ユーザーの登録方法を変更するには、設定画面の サイトの設定 メニューからGreenlightのカスタマイズ画面を開き、 設定 タブを開いて行います。

BigBlueButtonの登録方法設定画面

選択できる登録方法は以下の通りです。

  • 自由登録
    • ユーザーが自由にアカウントを作成できるようになります。
    • 自由登録を選択した場合、ログイン画面に サインアップ ボタンが表示されます。
  • 招待制
    • ユーザーは管理者に招待されることでBigBlueButtonにアカウントを登録をすることが可能になります。 したがって、管理者がユーザーを追加する必要があります。詳しくは ユーザーを追加する をご覧ください。
    • 招待制を選択した場合、 サインアップ ボタンは表示されません。
  • 承認制
    • ユーザーは管理者の許可を得た場合に限りWebサイトに登録が可能です。
    • 承認制を選択した場合、ログイン画面に サインアップ ボタンが表示されます。
    • ユーザーがサインアップした場合、管理者画面の保留タブに承認待ちユーザーが表示されます。詳しくは 登録承認待ちのユーザーを表示する を参照してください。

3.3. ユーザーを追加する

BigBlueButtonでは、WEBブラウザからユーザーを追加することができません。 そのため、ユーザーを追加するにはコマンドで操作することが必要です。

Note

コマンドを操作するための環境へのログイン情報などはシステム管理者に確認してください。

ここでは以下のユーザーを追加する例で解説します。

  • ユーザー名:test1
  • メールアドレス:test1@bbb.designet.co.jp
  • パスワード:testpasswd
  • ユーザー権限:user

ユーザーを追加するには、以下のコマンドを実行します。

docker exec greenlight-v2 bundle exec rake user:create["test1","test1@bbb.designet.co.jp","testpasswd","user"]

コマンド内にある [ ] の間を適宜追加したいユーザー情報に合わせて変更してください。

Note

ユーザー権限は、一般ユーザーを作成する場合は、 user 、管理者ユーザーを追加する場合は admin を指定します。

3.4. ユーザーを表示する

ここではユーザーの情報を一覧で表示する方法について解説します。

ユーザーの一覧表示を行うには、設定画面の ユーザー管理 メニューをクリックします。

BigBlueButtonのユーザー表示画面

ユーザー管理で表示される項目は以下の通りです。

  • 名前
    • ユーザーの名前が表示されます。
  • ユーザー名
    • ログインで使用されるメールアドレスが表示されます。
  • 認証先
    • ユーザーが認証されたシステムの名前が表示されます。
  • 役割
    • 付与された役割が表示されます。

3.4.1. アクティブなユーザーを表示する

稼働しているユーザーを表示するには、 ユーザー管理 にある アクティブ タブをクリックします。

BigBlueButtonのユーザー表示のアクティブタブ画面

さらに、ユーザー情報の画面右側の点をクリックすると、ユーザー情報の編集や削除をおこなうことができます。

BigBlueButtonのユーザー表示のアクティブタブ詳細画面

詳しくは ユーザー情報を変更する をご覧ください。

3.4.2. 登録承認待ちのユーザーを表示する

ユーザーの登録方法を「承認制」にした場合、登録承認待ちのユーザーは 保留 タブに表示されます。

BigBlueButtonのユーザー表示の保留タブ画面

ユーザー管理 にある 保留 タブをクリックすると、サインアップ後、管理者の承認を待っているユーザー表示されます。

承認または却下を行うには、ユーザー情報の画面右側の点をクリックします。

BigBlueButtonのユーザー表示の保留タブ詳細画面

ユーザーを承認する場合は、 承認する をクリックします。 ユーザーを拒否する場合は、 却下する をクリックします。

3.4.3. ロックされているユーザーを表示する

ロックされているユーザーを表示するには、 ユーザー管理 にある ロック タブをクリックします。

BigBlueButtonのユーザー表示の保留タブ画面

ユーザーをロックする方法については ユーザーをロックする を参照してください。

3.4.4. 削除されたユーザーを表示する

削除されたユーザーを表示するには、 ユーザー管理 にある 削除 タブをクリックします。

BigBlueButtonのユーザー表示の削除タブ画面

Note

削除タブで表示されるユーザーは、削除を取り消して再度アクティブなユーザーに戻すことが可能です。

ユーザーを削除する方法は ユーザーを削除する を参照してください。

3.5. ユーザーをロックする

ここでは、ユーザーをロックする方法について解説します。 ロックされたユーザーはBigBlueButtonにログインできなくなります。

ユーザーをロックするには、 ユーザー管理 をクリックし、ユーザー管理画面に移動します。

BigBlueButtonのユーザー表示画面

ロックしたいユーザーの右側にある点をクリックし、 ユーザーをロックする をクリックすることで、ユーザーがロックされます。

BigBlueButtonのユーザーロック画面

3.6. ユーザーのロックを解除する

ここでは、ユーザーのロックを解除する方法について解説します。

ロックされているユーザーを確認するには、 ユーザー管理 から ロック タブをクリックします。

BigBlueButtonのユーザー表示の保留タブ画面

ロックを解除したいユーザー情報の画面右側の点をクリックし、 ユーザーのロックを解除 をクリックします。

BigBlueButtonのユーザーロック解除画面

Note

削除する をクリックした場合は、ユーザー情報が 削除 タブに移動します。

3.7. ユーザーを削除する

ここではユーザーのアカウントを削除する方法について解説します。 削除されたユーザーはBigBlueButtonにログインできなくなります。

ユーザー管理 をクリックし、ユーザー管理画面に移動します。

BigBlueButtonのユーザー削除画面_1

画面右側の点をクリックし、削除する をクリックします。

BigBlueButtonのユーザー削除画面_2

削除確認画面が表示されます。 チェックボックスをクリックした後、 このアカウントを削除します。 をクリックします。

BigBlueButtonのユーザー削除画面_3

「test3」というユーザーのアカウントは削除され、削除されたユーザーは 削除 タブに移動しました。

完全にユーザーのアカウントを削除する方法は ユーザーを完全に削除する を参照してください。

3.8. ユーザーの削除を取り消す

ここではユーザーの削除を取り消す方法について解説します。

Note

完全に削除されたユーザーは戻すことはできません。

削除されたユーザーを確認するには、 ユーザー管理 から 削除 タブをクリックします。

BigBlueButtonのユーザー削除画面_4

この削除タブで表示されているユーザーは、削除を取り消して再度アクティブなユーザーに戻すことが可能です。

削除を取り消したい、ユーザー情報の画面右側の点をクリックし、 削除の取消 クリックします。

BigBlueButtonのユーザー削除取り消し画面

削除が取り消されたユーザーは元の状態に戻ります。削除される前がアクティブ状態だったユーザーは アクティブ タブに移動し、ロック状態だったユーザーは ロック タブに移動します。

3.9. ユーザーを完全に削除する

ここではユーザーを完全に削除する方法について解説します。

Note

完全に削除されたユーザーのデータは戻すことができなくなるので注意してください。

ユーザー管理画面から削除されたユーザーは、削除タブに移動します。

BigBlueButtonのユーザー削除画面_4

完全に削除したい、ユーザー情報の画面右側の点をクリックし、 完全に削除する クリックします。

BigBlueButtonのユーザー完全削除画面

削除確認画面でチェックボックスにチェックをいれ、 このアカウントを削除します。 をクリックすると、完全に削除されます。

BigBlueButtonの完全削除確認画面

3.10. ユーザー情報を変更する

ここではユーザー情報の変更方法について解説します。

ユーザー情報を変更するにはそれぞれのユーザーの画面右側にある点をクリックします。

BigBlueButtonのユーザー管理画面

以下の機能が表示されます。

  1. 編集する
  • ユーザー情報を編集します。
  • ここでは、フルネーム、メールアドレス、言語、ユーザーの役割、プロフィール画像の変更が可能です。
  1. マージ
  • 複数のユーザーアカウントを統一させることができます。
  1. Recordings
  • ユーザーが録画した映像を表示します。
  1. ユーザーをロックする
  • ユーザーをロックします。実行するとユーザーがBigBlueButtonにログインできなくなり、ユーザー情報は ロック タブに移動します。
  1. 削除する
  • ユーザーのアカウントを削除します。実行するとユーザーがBigBlueButtonにログインできなくなり、ユーザー情報は 削除 タブに移動します。
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