- Firezone
〜ソフトウェアVPNのWireGuard管理ソフト〜 - ここでは、WireGuardの課題を解決するVPN管理ソフトウェア「Firezone」を紹介します。
- Firezone管理者マニュアル
- デージーネットで作成しましたFirezone管理者マニュアルです
- Firezone利用者マニュアル
- デージーネットで作成しましたFirezone利用者マニュアルです。
Firezone利用者マニュアル 一覧へ 2. Windows PCからVPN接続を行う
このドキュメントは、Firezoneのユーザー用マニュアルです。 本マニュアルでは、Firezoneの基本的な利用方法の解説と、設定例などを記載しています。
本ドキュメントは、次のバージョンのFirezoneの動作をもとに執筆されています。
Firezoneとは、VPN接続を管理するためのOSSです。 バックエンドにVPNソフトウェアの「WireGuard」を利用します。
Firezoneには以下のような特徴があります。
これらの特徴により、VPN接続時の認証を多要素認証にすることでセキュリティレベルを上げつつ、特定のリモートワーカーが接続する端末への接続だけを許可するなど、柔軟なアクセス制御を行うことができます。
Firezoneでは、以下の認証方法を利用することができます。
なお本マニュアルでは、ローカル認証を使用している場合と、SSO認証を使用している場合の両方の解説をします。
一般ユーザーがFirezoneを使ってVPN接続を行うまでの流れは以下のようになります。
Note
(※1):権限が与えられている場合のみデバイスの追加が可能です。 権限がない場合は管理者から接続のための構成ファイルを受け取ってください。
Firezoneでは、VPNの接続設定はユーザー単位ではなくデバイスという単位で管理します。 このため、実際のVPN設定はユーザーに紐づくデバイスとして追加していきます。
デバイスは、一人のユーザーに複数設定することも可能です。 デバイスを追加すると、構成ファイルが生成されます。
構成ファイルとは、VPN接続の際にどのIPアドレスを使ってどこへ接続可能とするのか等、VPN接続ための情報が記載されているファイルです。 生成した構成ファイルは、WireGuardクライアントに登録し、VPN接続時に利用されます。
構成ファイルの生成から利用までの流れは以下の通りです。
構成ファイルの生成には、Firezoneでデバイスを追加する権限が必要です。 環境によって禁止されている場合がありますので、権限があるかどうかは管理者に確認をしてください。 権限があり、自身で構成ファイルを生成する場合は VPN接続デバイスを追加する を参照してください。
構成ファイルを使ってVPN接続を行うには、 Windows PCからVPN接続を行う または、 スマートフォンからVPN接続を行う を参照してください。