オープンソース

Mailmanのインストール

Mailman 2は、CentOSなどではパッケージで提供されています。そのため、yumコマンドなどで簡単にインストールすることができます。ここでは、CentOS7の場合を例に、インストール方法を解説します。

パッケージのインストールと環境設定

yumを使ってパッケージをインストールします。

# yum install mailman ⏎

初期設定

最初にサイト管理者のパスワードを設定します。

# /usr/lib/mailman/bin/mmsitepass ⏎

新しいサイトのパスワード:******** ⏎

パスワード確認: ******** ⏎

パスワードを変更しました.

サイト管理者のパスワードは、/etc/mailman/adm.pwに保存されます。

Mailmanの基本設定

Mailmanの設定ファイル(/etc/mailman/mm_cfg.py)に、メーリングリストサーバのホスト名、メールドメイン名などを設定します。それぞれ、DEFAULT_URL_HOST、DEFAULT_EMAIL_HOSTの値を設定します。

/etc/mailman/mm_cfg.py

DEFAULT_URL_HOST = 'ml.designet.jp'

DEFAULT_EMAIL_HOST = 'designet.jp'

MTA='Postfix'

なお、あらかじめDEFAULT_MAIL_HOSTで設定したドメイン名でメールが受け取れるように、Postfixの設定を行っておく必要があります。

次に、サイト管理用のメーリングリストを作成します。

# /usr/lib/mailman/bin/newlist mailman ⏎

リスト管理者のメールアドレスを入力してください:mladmin@designet.jp ⏎

mailman の初期パスワード:******** ⏎

Enter を押して mailman の管理者にメール通知する...test2

Postfixの設定変更

Postfixのalias_mapsの設定に、Mailmanのaliasファイルを追加します。

/etc/postfix/main.cf

alias_maps = hash:/etc/aliases hash:/etc/mailman/aliases

Postfixに設定を読み込ませます。

# systemctl reload postfix.service ⏎

Mailmanサービスの起動

最後にMailmanのサービスを起動します。

# systemctl start mailman.service ⏎

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OSS情報「Mailman」

Mailman
〜OSSのメーリングリストサーバ〜
ここでは、OSSのメーリングリスト管理ソフトウェア「Mailman」を紹介します。
コマンドラインによる管理
ここでは、コマンドラインでメーリングリスト管理を行う方法について紹介します。
Webインタフェースによる管理
ここでは、Web管理画面について紹介します。
インストール
ここでは、CentOS7の場合を例に、インストール方法について紹介します。
Mailman3日本語対応版修正プログラム
ここでは、Mailman3日本語対応版修正プログラムの適用方法を解説します。
Mailman3管理者向けマニュアル
ここでは、デージーネットが独自に作成したMailman 3の管理者向けマニュアルを紹介します。
Mailman3利用者向けマニュアル
ここでは、デージーネットが独自に作成したMailman 3の利用者向けマニュアルを紹介します。

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