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Zabbix〜ログ監視も可能なOSSの監視ツール〜
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Zabbixの基本的な監視機能
Zabbixの基本的な監視機能
Zabbixは、Webインタフェースを利用して視覚的に監視を行える監視ツールです。監視対象の機器から様々なデータを収集し、グラフで表示したり、状況に応じて、アラートをあげたりすることができます。Zabbixでは、クライアントにエージェントをインストールするエージェント監視と、エージェントを使わないエージェント・レスな監視の両方をサポートしています。どちらの方法でも多数の監視の項目に対応しています。また、複数の種類の通知方法に対応していることも特長です。ここでは、Zabbixのインターフェース、グラフ、監視項目や通知機能などについて詳しく紹介します。
ZabbixのWebインターフェース
Zabbixでは、Webインターフェースを使用して設定変更を視覚的に行えるため、容易に設定ができ、監視管理の負担軽減となります。また、言語設定により日本語表示にすることができます。さらに、Zabbixでは設定の変更内容は即座に反映されます。そのため設定変更後の再起動は必要ありません。
Zabbixの監視設定の画面例
Server Statusの表示画面
グラフ
Zabbixでは、一画面に複数のグラフを表示させることができます。その際、画面内のグラフは自動で更新されます。更新間隔は設定によって変更することが可能です。
Zabbixの監視
Zabbixでは、Zabbixエージェントと呼ばれる専用のエージェントを使って監視を行います。また、SNMPに対応した機器に付いては、Zabbixエージェントなしでも監視を行うことができます。ここでは、それぞれで実施できる機能について解説します。
Zabbixエージェントを使用しない監視
ping疎通監視
Zabbixの監視対象ホストとのping疎通監視が取れるかを監視します。
TCP疎通/応答時間監視
Zabbix Serverから、監視対象の指定されたポートへTCPレベルでの接続を行い、接続の可否・応答時間を監視します。
SNMPによる状態監視
Zabbix Serverが、対象のSNMPエージェントからCPUやメモリの使用率、ルータのトラフィック量やエラー数などの状態を収集して確認することができます。
スクリプト実行
シェルスクリプト、Perl、Python、Ruby等のプログラミング言語でスクリプトを作成することで、Zabbixエージェントの監視機能を拡張することができます。実行されたスクリプトの結果をチェックします。
プロセス監視
稼動しているLinuxプロセスやWindowsサービスの状態を監視します。
トラフィック監視
ネットワーク上で送受信される信号やデータ量を監視します。
SNMPトラップ監視
SNMPエージェントから発行されるトラップを監視できます。エージェントからのトラップは、異常事態が発生したときや、状態を示すパラメータが閾値を超えた場合に発行されます。
Zabbixエージェントによる監視
CPU使用率監視
CPUの負荷を監視します。原因がプログラムにある場合には、コマンドでプログラムを特定して対処します。
WEB監視
WEBサイトの稼動状況を監視します。別名、URL監視とも呼ばれます。WEB監視を行うためには、WEBシナリオを設定する必要があります。シナリオはログインから、ある画面までの遷移を定義したものです。WEBページを階層的に監視できます。
スワップ監視
スワップが発生していないかをチェックします。スワップはメモリが満杯である場合に、ハードディスクのスワップ領域に移動されます。
ディスク使用率
CPUの負荷を監視します。原因がプログラムにある場合には、コマンドでプログラムを特定して対処します。
ログ監視
ログファイルに特定の文字列が存在するか監視します。存在した場合、通知レポートを使用してユーザーに警告します。文字列の指定には正規表現を用いることができます。
通知の配信
Zabbixでは、様々な監視の結果、必要に応じて通知を行うことができます。通知としては、次のような種類があります。
メール通知
メールを利用して、アラートや通知を送信します。
SMS
モデムを使ってSMSでアラートや通知を送信します。
カスタムスクリプト
自作のアラートスクリプトを起動します。パトランプを回したり、インシデント管理システムに登録したり、ビジネスチャットに投稿するなど、独自の通知を行えます。
Zabbixテンプレートとモジュール
Zabbixでは、多数の機器の監視の登録を容易にするために、テンプレート機能が用意されています。テンプレートとは、複数のホストに適用することができるエンティティーのセットのことです。エンティティーには以下のものがあります。
- スクリーン
- ローレベルディスカバリルール
- Webシナリオ
テンプレートを利用することで、全てのホストに対して変更を行う際の、時間と手間を削減することができます。これはテンプレートを変更することで、すべてのリンクされたホストへ変更が反映されるためです。
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もっと使い方が知りたい方へ
操作方法や操作性をデモにてご確認いただけます。使い方のイメージを把握したい、使えるか判断したい場合にご活用下さい。デモをご希望の方は、下記よりお申込みいただけます。
OSS情報「Zabbix」
- Zabbixのインストールと設定
- ここでは、Zabbixのインストール方法を紹介します。Zabbixは、Zabbix LLCのホームページでパッケージが公開されていて、ダウンロード、インストールすることができます。
- Alertmanagerとの連携
- ここでは、ZabbixのメディアタイプWebhookを使って、アラートを管理するAlertmanagerとの連携について紹介します。
Zabbix関連情報
システムの運用管理において、システムの状態を定常的に管理し、不具合を少しでも早く発見するためには、監視サーバが欠かせません。デージーネットでは、障害発生を未然に防ぐこと、障害が発生した場合にすばやく検知し、復旧を行い、原因解決を行うことで、システムを安心して利用することができるようになると考えています。
オープンソースソフトウェアZabbixと独自開発の連携プログラムを組み合わせ、障害時に携帯電話へ音声で通知する監視システムを構築しました。
Cactiを利用した監視サーバを提案しました。これまでお客様がCactiを導入されており、同様に運用できるようにCactiを利用しました。さらにCactiのsyslogプラグインを導入することでログ管理が容易になることから、syslogサーバとCactiを同居させるシステムとしました。
オープンソースの監視ソフトウェアCactiを使って、監視システムを構築しました。1500台以上のサーバに対して監視を行い、閾値監視、障害時のメール通知などを実現しました。
Zabbix Proxyは、Zabbixサーバのかわりに監視対象から監視データを収集し、Zabbixサーバに情報を送信する機能です。この資料は、Zabbix Proxyについて調査しまとめたものです
サーバを効率的に管理するのに欠かせない監視サーバですが、様々なソフトウェアがリリースされています。ここでは、OSSの監視サーバの選定ポイントを紹介し、いくつかの監視サーバソフトウェアの比較をしてみます。
Cactiとは、ネットワーク監視、グラフ生成のソフトウェアです。CactiはraXnetにより開発され、オープンソースソフトウェアとして公開されています。Cactiをインストールし導入することで、サーバやネットワーク機器のネットワークトラフィック、CPU使用率、空きメモリ量、ディスク使用率などを監視し、グラフ化することができます。
Icinga2は、Nagiosという監視ツールから派生して開発されたシステム監視のためのオープンソースソフトウェアです。Icinga2では、WEBインタフェースだけでなくコマンドラインでも監視の設定を行うことができ、大量の監視も行うことができます。Icinga2のWEBインタフェースはデージーネットで日本語対応を行っています。
監視システムの導入は、システムを正常に維持するために有効な手段となります。アラート機能は重要な役割を担っており、システム管理者に無駄なく、効率よく障害対応できるためのアラート管理の仕組みが必要になります。ここでは、オープンソースソフトウェアのアラート管理システムAlertmanagerを紹介します。
オープンソースの監視システムには、Zabbix、Icinga2、Cacti等がよく使用されていますが、Prometheusもオープンソースの監視システムの1つです。ここでは、監視システムのPrometheusについて紹介します。
ntfyは、オープンソースソフトウェアのプッシュ通知アプリです。ntfyを使うことで、プッシュ通知を実装していないサービスにも簡単にプッシュ通知を配信することができます。
システム監視に関する様々な情報をご覧になれます。
Zabbixに関する様々な情報をご覧になれます。