Logstashとは
Logstashとは、Logstashログだけではなく様々な形式のデータを収集・変換し、任意の場所に保管することができるオープンソースソフトウェアです。Elastic社が開発を行い、Apache2ライセンスの下で公開されています。
Logstashを利用すると、ログファイルに溜まっているデータを解析して、データベースへ格納するなど、用途にあった形にデータを変換・保存することができます。
Logstashで実現できること
Logstashを使うことで、主に以下のようなことが実現できます。
- WEBサーバやメールサーバなどシステムのログの解析とデータベースへの登録
- ログ監視(アラート通知も可能)
- コマンドの実行結果の定期的な取得
- AWSサービスのAPIから取得した情報の変換と登録
- 入力されたデータを解析してzabbixやnagiosへ登録
Logstashの動作
Logstashはデータをパイプの中に流すイメージで動作します。イメージは以下の通りです。
[input] -> [filter] -> [output]
上記のように処理の流れは入力(input)・変換(filter)・出力(output)の3つのセクションに別れています。Logstashはセクション毎に、どのようなデータをどのように処理するかをきめ細かく設定することができます。またそれぞれのセクションの機能は、すべてプラグインとして実装されており、新たなプラグインをインストールすることで、扱えるデータの形式を増やすことができます。
Elasticsearch/Kibanaとの連携
Logstashは、Elastic社が開発しているため、同社の開発した全文検索システム「Elasticsearch」とデータのグラフ化を行うためのシステム「Kibana」と連携することができます。Logstashを使って様々なデータをElasticsearchに登録し、Kibanaで可視化することができます。可視化することで、攻撃の検知やシステムの異常の検知のために、データを利用できるようになります。
デージーネットの取り組み
デージーネットでは、Logstashの機能について以下の検証を行いました。
- Apache HTTP Serverのアクセスログの変換
- Logstashによるコマンドの定期実行と実行結果の収集
- Elasticsearch/Kibanaとの連携
この検証結果をもとに、様々な形式のログの管理や、ログを可視化して利用できる仕組みを構築していきます。
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