Rocket.Chatとは
Rocket.Chatとは、オープンソースソフトウェアのウェブチャットサーバです。インターネット上で提供されているSlackのようなチャットサービスを、プライベートな独自のプラットフォーム上で構築することができます。
近年、ビジネスでチャットサービスを利用することが増えており、クラウドチャットサービスを提供しているサイトも増えています。一方、ビジネスでのチャットでは、機密情報や個人情報等を投稿することもあり、インターネット上のサービスを利用する場合には情報漏洩が危惧されます。
Rocket.Chatでは、プライベートな空間でシステムを構築することができます。そのため、前記のような情報漏洩の心配が少なくなり、安心して使えるチャットサービスを提供できます。
Rocket.Chatの特徴
Rocket.Chatには以下の特徴があります。
- slack風チャットサービス
- 用途に応じたチャットルーム
- 外部認証システムとの連携
- APIを使用した連携
Slack風チャットサービス
Rocket.Chatのウェブサイト上には「Slackを置き換える究極のチームチャットソフトウェアソリューション」と書かれています。その言葉のとおり、Rocket.ChatはSlackと使用方法が酷似しています。そのため、SlackからRocket.Chatに乗り換えを行っても利用方法に困ることはありません。
用途に応じたチャットルームの運用
Rocket.Chatは、様々な場面で利用することができます。それは、Rocket.Chatが用途に応じたチャットルームを作成することができるためです。Rocket.Chatで利用可能なチャットルームの種類は以下です。
- 公開チャットルーム
誰でも利用登録ができるチャットルーム
- 限定公開チャットルーム
管理者が招待したユーザだけが利用登録できるチャットルーム
- 非公開チャットルーム
管理者が登録したユーザだけが利用できるチャットルーム
Rocket.Chatと外部認証システムの連携
Rocket.Chatでは、アカウント管理をLDAPやActiceDirectoryで行っている場合、既存のアカウント管理システムと連携してRocket.Chatにログインできます。
これは、Rocket.Chatがユーザ認証にLDAPやSAML等を利用することができるためです。そのため、アカウントを二重管理する必要がないので、便利にチャットサービスを開始することができます。
APIを使用した連携
企業内システムの一部としてRocket.Chatを利用することが可能になります。Rocket.Chatでは、チャンネルの作成やチャットへの記事投稿等、様々な機能のAPIを利用することができます。Java/PHP/Python/Ruby用のAPIも提供されており、外部プログラムとの連携もしやすくなっています。
Rocket.Chatの有効な利用方法
昨今では、本社と支社間、在宅勤務者、顧客先や移動中の社員等、遠隔地にいる人とコミュニケーションを取る機会が増えています。会議室やプロジェクトルーム内で気軽に話をするように遠隔地とも話ができれば、作業効率の向上を期待することができます。
実際に、電子メールよりも手軽に、素早くコミュニケーションを取りたいという要望が多くなっています。
このような時にRocket.Chatを使用したチャットサービスが有効です。ネットワークに接続できるウェブブラウザがあれば、それだけで遠隔地にいるメンバーとプロジェクトルームの中で会話をするようにチャットを行うことができます。
Rocket.Chatに対するデージーネットの取り組み
デージーネットでは社内向けチャットサービスとしてRocket.Chatを導入しました。その結果、本社と営業所間や出張先の社員とのコミュニケーションが円滑に行えるようになりました。
デージーネットでは、Rocket.Chatの社内での導入事例を踏まえて、安全で便利なチャットシステム構築を提案しています。
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