Zabbix Proxyとは
Zabbix Proxyとは、Zabbixサーバのかわりに監視対象から監視データを収集し、Zabbixサーバに情報を送信する機能です。Zabbix Proxyが収集したデータはローカルのデータベースにバッファリングされ、Zabbixサーバに転送します。Zabbixサーバから監視対象の機器へネットワーク的に到達できないような場面でも、Zabbix Proxyを介することで、Zabbixサーバから一括管理することができます。
Zabbix Proxy機能は、Zabbixのバージョン1.6以降で利用可能です。
プロキシーモード
Zabbix Proxyの重要な設定のひとつに、プロキシモードという項目が存在します。次の2つのモードを指定することができます。
- アクティブモード
監視の設定情報を、Zabbix Proxyが起点となりZabbixサーバから定期的に取得する。Zabbixサーバから取得した設定情報を元に自身に割り当てられた監視を実行する。
- パッシブモード
監視の設定情報を、ZabbixサーバからZabbix Proxyへpushする。
アクティブモードの場合、Zabbixサーバのポートへのアクセス権を持つユーザであれば、誰でも情報を取得できてしまうという問題があります。認証処理がないため、誰でもアクティブなプロキシを装って設定データをリクエストすることができてしまうのです。そのため、デージーネットではパッシブモードでの使用を推奨しています。
利用方法
Zabbix Proxyは、Zabbixの基本機能で容易に構築することができます。管理者から見た使い勝手も、ホストの追加時にプロキシサーバを選択するかどうかだけで、Zabbixサーバから直接監視しているサーバとなんら変わらずに操作することができます。なお、詳しくは、無料ダウンロード資料「Zabbix Proxy調査報告書」を参照してください。
容易に導入できるZabbix Proxyは、「監視対象の機器が多い」「拠点が複数ある」「Zabbixサーバ1台では不安」という場合に、監視サーバの耐障害性・拡張性を高めるため実用的に使える機能といえるでしょう。
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