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5. 設定詳細

本章では、web.confのILUKA用の設定項目について解説します。

5.1. web.conf(ILUKA用設定項目)

ILUKAを使用する場合、postLDAPadminのweb.confに[iluka]セクションを追加し、以下の項目を設定してください。

表:web.conf(ILUKA設定項目)
設定項目 設定内容 デフォルト値
keepalivedReloadScript keepalivedプロセスをリロードするためのスクリプト sudo /usr/local/postldapadmin/bin/reload_keepalived
LocalPartRFCCheck メールアドレスのローカルパート形式チェックの有効(1)/無効(0) 0(無効)
KeepalivedBaseDir keepalivedの設定ファイルが配置されるディレクトリ /etc/keepalived/
LockFile keepalivedの設定を更新する時のロックファイル /var/iluka/iluka.lock

メールアドレスのローカルパート形式チェックを有効とした場合には、以下の3つのチェックを行い、該当する場合には形式エラーとします。

  • メールアドレスのローカルパートの先頭が「.」で始まっている
  • メールアドレスのローカルパートの末尾が「.」で終わっている
  • メールアドレスのローカルパートに「.」が連続している

5.2. ロードバランサに関する用語集

5.2.1. 分散アルゴリズム用語集

表:分散アルゴリズム用語表
用語 意味
重み付けラウンドロビン(wrr) 各サーバの処理能力に応じて接続する
最小接続(lc) 接続数が最小のサーバに接続する
重み付け最小接続(wlc) 各サーバの処理能力を配慮した上で接続数が最小のサーバに接続する
接続元ベース最小接続(lblc) 同一の接続先へは同一のサーバに接続するが、接続数の多い場合は他サーバに接続する
接続元ハッシュ(sh) 同一の接続元からは同一のサーバに接続する
接続先ハッシュ(dh) 同一の接続先へは同一のサーバに接続する

5.2.2. 転送方法用語集

表:転送方法用語表
用語 意味
ネットワークアドレス交換(NAT) ローカルなIPアドレスをグローバルに変更する
ダイレクトルーティング(DR) LVSルーターを介して送信パケットを渡さずに直接パケットを処理して接続元ユーザにルーティングする
トンネリング(TUN) 通信の相互以外から中身を隠す
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