4. 使い方 一覧へ 6. Appendix
5. 設定詳細(web.conf)
web.confには、postLDAPadminのフレームワークの項目と、postLDAPadminの項目を設定します。
- postLDAPadminのフレームワークの項目[global]の下に設定してください。
項目 | 解説 |
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TitleName | ページのタイトルの設定をします。ページの上部に表示されるソフトウェア名称と、ブラウザのタイトルに使用されます。 |
ReferrerUrl | リファラURLを指定します。アクセスするURLとリファラURLを前方一致で比較し、一致しない場合はセッションエラーとなります。 |
AdminName | 管理者名を指定します。 |
AdminPasswd | MD5エンコードした管理者パスワードを指定します。 |
LogFile | postLDAPadminのログの出力先ファイルを指定します。syslogを使用する場合は、「syslog」を指定します。 |
SyslogFacility | ログを出力するファシリティを指定します。 |
SessionTimeout | セッションのタイムアウト秒数を指定します。 |
MaxPasswordLength | パスワードに使用できる最大の文字数を指定します。PasswordEncrypt設定でCRYPTを設定した場合は8に、MD5を設定した場合にはそれ以上の数値を指定してください。デフォルトは8です。 |
MinPasswordLength | パスワード設定時に最低指定しなければならない文字数を指定します。 |
PasswordEncrypt | LDAPのuserPassword属性に格納するパスワードの暗号化方式を指定します。CRYPTとMD5が指定できます。CRYPTは最大8文字までしかパスワードに指定することができません。デフォルトはCRYPTです。 |
- postLDAPadminの項目[postldapadmin]の下に設定してください。
項目 | 解説 |
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LdapServer | LDAPサーバを指定します。 |
LdapPort | LDAPサーバのポート番号を指定します。指定しない場合は389となります。 |
LdapBindDn | LDAPにバインドするDNを指定します。 |
LdapBindPw | LDAPにバインドするDNのパスワードを指定します。 |
LdapBaseDn | LDAPサーバの検索を開始するベースDNを指定します。検索は、ここで指定したDNの配下に対して行われます。 |
DiskQuotaDefault | デフォルトのメール最大容量を指定します。 |
BaseMailDir | メール保管ディレクトリのベースディレクトリを指定します。ここで指定したディレクトリ配下にメールアカウント名のディレクトリが作成され、各ユーザへのメールが配送されます。 |
LinePerPage | ユーザ検索画面で1ページに表示させる検索結果件数を指定します。指定しない場合は10件となります。 |
MailDelcommand | アカウント削除時に実行するメールディレクトリ削除コマンドを指定します。ここで指定したコマンドには、引数として削除するアカウントのメールディレクトリのパスが渡されます。 |
LdapUserSuffix | LDAPのメールアカウントを管理する階層を指定します。 |
LdapListSuffix | LDAPのメーリングリストを管理する階層を指定します。 |
LdapScope | LDAPの検索スコープを指定します。sub(ベースDNで指定したLDAPディレクトリ配下全体を検索)、base(ベースDNで指定したLDAPエントリだけを検索)、one(ベースDNで指定したLDAPエントリの直下のエントリのみを検索)のいずれかを指定します。 |
LdapFilter | LDAPの検索フィルタを指定します。ここで「%u」を指定した場合にはuid、「%d」を指定した場合にはWWWサーバの設定で指定した環境変数DOMAINの値、「%s」を指定した場合にはメールアドレスが補完されます。ここで設定された値と検索画面などで入力された値から検索フィルタが作成されます。 |
LdapMlFilter | メーリングリスト用のLDAPの検索フィルタを指定します。LdapFilterと同様に、「%u」にはuidが、「%d」にはWWWサーバの設定で指定した環境変数DOMAINの値、「%s」にはメールアドレスが補完されます。ここで設定された値と検索画面などで入力された値から検索フィルタが作成されます。 |
LdapObjectClass | ユーザ追加時にpostLDAPadminのオブジェクトクラスと一緒に使用する構造型のオブジェクトクラスを指定します。 |
DisplayUser | ユーザアカウント一覧画面で「ユーザ名」として表示する値の属性を指定します。 |
DisplayMl | メーリングリスト一覧画面でメーリングリストアドレスとして表示する値の属性を指定します。 |
QuotaUnit | ユーザアカウント追加画面、ユーザアカウント検索画面、ユーザアカウント変更画面でのメールボックス容量の単位を指定します。「b」を指定した場合にはbyte、「kb」を指定した場合にはKbyte、「mb」を指定した場合にはMbyte、「gb」を指定した場合にはGbyteとなります。使用するメールサーバソフトウェアのクォータの単位に合わせて指定してください。 |
QuotaSize | ユーザアカウント追加画面、ユーザアカウント変更画面でのメールボックス容量の入力可能桁数(maxlength)を指定します。 |
LocalPartRFCCheck | メールアドレスのローカルパートの形式チェックの有効/無効を切り替える設定値となります。
0を指定した場合はチェックが行われず、1を指定した場合にはチェックが行われます。
本設定値が存在しない場合にはチェックは行われません。
本設定を有効とした場合には以下の3つのチェックを行い該当する場合には形式エラーとします。
チェックの対象となる項目は下記の通りです。
【管理者用インタフェース】
[ユーザアカウント追加画面]
[ユーザアカウント編集画面]
[CSV一括登録画面]
[メーリングリスト編集画面]
[メールアドレス管理画面]
【ユーザ用インタフェース】
[ユーザ編集画面]
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ForwardConf | メール転送設定機能の有効/無効を切り替える設定値となります。
0を設定した場合は、転送条件は指定できずLDAPに登録されたmailForwardingAddrにメールが転送されます。
1を設定した場合はメール転送条件を詳細に登録することができます。
また、メールの転送をdavecot.sieveによって行ないます。
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ForwardNum | メール転送設定機能がONの時、メール転送設定画面のフィルタ登録カラム数を変更出来ます。 |
ForwardFirstMatch | メール転送設定機能がONの時、複数マッチしたメールの動作を切り替える事が出来ます。
0を設定した場合は、複数条件にマッチした時、全ての転送設定先にメールを転送します。
1を設定した場合は、複数条件にマッチした時、一番最初にマッチした転送先にのみメールを転送します。
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