4. 安全化モードを利用するための設定 一覧へ 6. 無害化モードを利用するための設定
5. 削除モードを利用するための設定
本章では、SaMMAの削除モードを利用するための設定について解説します。
5.1. 削除モード用環境設定ファイル(samma.conf)の準備
まず、SaMMAを削除モードで起動するために、環境設定ファイル(samma.conf)を作成します。 SaMMAの入手と展開 の方法でインストールした場合、環境設定ファイルのサンプル(samma.conf.*.default)が/usr/local/etc/samma にインストールされます。
削除モード用のサンプルは以下のファイルです。
${sysconfdir}/samma/samma.conf.del.default
環境に合わせて編集し、環境設定ファイル(samma.conf)を作成します。 以下は、削除モードを利用する場合の環境設定ファイルの設定例です。
CommandPort=17777
CommandPass=secret
SyslogFacility=local1
ListenIP=127.0.0.1
ListenPort=20026
ZipCommand=@ZIP@
RcptDB=btree:@sysconfdir@/rcpt.db
SendmailCommand=@SENDMAIL@ -i
MailsaveTmpDir=/tmp
StrCode=SJIS
TmpDir=/tmp
WhitelistPath=/usr/local/etc/samma/whitelist
AttachmentFileAlias=UnknownFileName
DeleteListName=FileDeleteReport.%Y%m%d-utf8.txt
DefaultDeletePolicy=no
LoopCheck=no
- MailSaveTmpDir、TmpDirで指定するディレクトリは事前に作成する必要があります。
- RcptDBで指定したファイルは個別に作成する必要があります。 RcptDBの設定は 宛先ユーザ設定ファイル(rcpt)の作成 で行います。
Note
環境設定ファイル(samma.conf)に設定する項目の詳細は samma.conf を参照してください。 削除モードの評価基準については 削除モードの評価基準について を参照してください。
これで、削除モードを利用するため設定は完了です。 続いて 宛先ユーザ設定ファイル(rcpt)の作成 へ進んでください。