- oVirt〜VMwareに代わる仮想環境のOSS〜
- oVirtとは、KVMをハイパーバイザーとして利用することができるOSSの仮想基盤です。ここでは、oVirtの特徴やVMware製品との比較などを紹介します。
- oVirt利用マニュアル
- 本書は、oVirtのWEBインタフェースの利用マニュアルです。 主に仮想環境の管理者向けの仮想マシンやディスクなどの管理方法について解説します。
8. クオータについて 一覧へ 10. リソースの検索
oVirtは、仮想マシンやディスクにパーミッションと呼ばれる権限情報を割り当てる仕組みがあります。 oVirtデフォルトの権限では、特定のユーザが作成したリソースは、そのユーザしか操作することができません。
つまりデフォルトの状態の場合、仮想マシン等のリソースを他のユーザと共有することができません。 他のユーザとリソースを共有するためには、パーミッションの設定を変更する必要があります。
パーミッションの変更は、仮想マシンやディスク・テンプレートなど、それぞれのリソースの管理 画面から行うことができます。以下は仮想マシンのパーミッション設定画面です。
パーミッションの追加をするには、パーミッション設定画面の 追加 ボタンをクリックすると、権限の追加画面が表示されます。
追加の流れは次の通りです。
割り当てるロール は、リソースによって様々ですが、単純に管理権限を委譲する場合、に次のようになります。
なおパーミッションは、設定したリソースと紐付いているリソースにも委譲されます。 例えば仮想マシンのパーミッションを追加した場合、仮想マシンと紐づくディスクにもパーミッションが追加されます。
パーミッションを削除するには、パーミッション設定画面で削除する対象を選択して、 削除 ボタンをクリックします。