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8. クオータについて

8.1. クオータについて

oVirtではCPU/メモリ/ディスクのリソースに制限をかけることができます。 この制限の設定のことをクオータと呼びます。 クオータはユーザ・グループ毎に割り当てることが可能です。

なお、仮想マシンやディスクなどの作成時に、自身が所属していないクオータを指定した場合、 権限のエラーとなり作成に失敗します。利用範囲をよく注意して設定してください。

8.2. クオータの動作について

8.2.1. CPU/メモリのクオータ

CPU/メモリについては、現在稼働している仮想マシンが確保しているCPUコア数とメモリサイズで計算されます。 このため、仮想マシンを停止することで、クオータの消費を抑えることができます。

なおメモリのクオータと、メモリのバルーニングは無関係です。 仮想マシンが認識するメモリのサイズが、クオータの計算に使われます。

8.2.2. ディスクのクオータ

ディスクのクオータは、ディスクやテンプレートなどストレージを利用するリソースが存在する限り消費されます。 仮想マシンの稼働とは無関係にクオータが消費されるので注意してください。

8.3. クオータの設定

クオータの設定は、メニューの管理からクオータを選択し、クオータの管理画面で行います。

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追加ボタンから新しいクオータの設定を追加できます。

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クオータは、CPU/メモリ/ディスク容量をそれぞれ設定できます。 また、ディスク容量については、ストレージドメイン毎の使用量をきめ細かく設定可能です。

追加したクオータは、ユーザまたはグループに適用することができます。 クオータの一覧から、追加したクオータの管理画面に移動し、コンシューマタブを開きます。

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コンシューマタブで、クオータを適用するユーザ・グループを検索して、選択します。

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以上でクオータの適用は完了です。

8.4. 現在のクオータの使用量の確認方法

現在のクオータの状態を確認したい場合は、 左サイドメニューの 管理 から クオータ を選択して移動します。

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8.5. クオータ超過時の動作について

作成したリソースがクオータを超過した場合、エラーとなり作成に失敗します。 ただし、クオータには猶予が設けられています。

このため、少しであればクオータを超過してリソースを作成することができます。

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