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6. テンプレートの管理

テンプレートは、仮想マシンの設定やOSインストール済みのディスクを包括したオブジェクトです。 このテンプレートを使うことで、仮想マシンの設定やOSインストール・ソフトウェア設定の手間を省くことができます。

6.1. テンプレートの作成

テンプレートは、作成済みの仮想マシンやスナップショットから作成することができます。 仮想マシンの一覧から、テンプレートとする仮想マシンを選択します。 次にオプションから テンプレート作成 を選択します。

_images/template1.png

テンプレート作成 をクリックすると、次の画面が表示されます。

_images/template2.png

上記の画面で、各種の設定を行います。

  • 名前
    • テンプレートの名前を入力します
    • 名前はOSや用途がわかるようにしてください
  • 説明
    • テンプレートの説明を入力します
  • コメント
    • テンプレートの備考を入力します
  • クラスタ
    • 変更不要です
  • CPUプロファイル
    • 変更不要です
  • クォータ
    • 利用するクオータを指定します
  • ディスクの割当
    • エイリアス: ディスクの名前を変更します
    • 形式: 仮想イメージの形式を指定します
    • ターゲット: 利用するストレージを変更します
    • クォータ: 利用するディスククオータを指定します
  • 全ユーザにこのテンプレートへのアクセスを許可する
    • 有効にすると全ユーザがテンプレートを利用可能になります。
  • 仮想マシンのパーミッションをコピーする
    • 有効にすると仮想マシンの権限情報を継承します
  • テンプレートをシーリングする
    • 有効にするとテンプレート作成時に未使用領域を圧縮します

最後に OK ボタンをクリックするとテンプレートが作成できます。

6.2. テンプレート作成のポイント

6.2.1. ディスクサイズを最小限にする

oVirtは後からディスクサイズを増やすことができます。 このためテンプレート作成時のディスクサイズは、OSやテンプレート化したいソフトウェアが動作する 最低限のサイズにすることで、ストレージを有効活用することができます。

6.3. テンプレートの管理

作成済みのテンプレートの管理は、テンプレートの管理画面から行うことができます。 テンプレートの管理画面は、左サイドメニューの コンピュート から テンプレート を選択して移動します。

_images/template3.png

移動すると次の画面が表示されます。

_images/template4.png

この画面からテンプレートの設定変更や、削除を行うことができます。

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