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Roundcubeのよくある質問
Roundcubeのよくある質問
このページでは、Roundcube導入検討時にお客様からよくいただくご質問にお答えしていきます。なおデージーネットでは、より安全に、便利にRoundcubeを利用していただくために、Roundcubeの課題に対してサポートを提供しています。
よくある質問
- QRoundcubeとはどういったソフトウェアですか?
- A
Roundcubeは、オープンソースのWebメールです。Ajax技術を利用して一般的なメールソフトウェアと同等の機能を持っています。ドラック&ドロップでのメール管理、アドレス帳、フォルダ操作だけでなく、メッセージフィルタなどにも対応しています。
- QRoundcubeの機能を拡張することは可能ですか?
- A
はい。可能です。
Roundcubeには、主に画面の見た目を変更するスキンと、機能を拡張するプラグインという二つの拡張方法が用意されています。プラグインとしては、単純な機能を追加するものもあれば、カレンダー機能のような大きな機能拡張まで、様々なモジュールが公開されています。
例えば、次のようなプラグインがあります。
- スマホ用スキン
Roundcubeをスマートフォンから使うためのスキンです。有償ですが、それほど高価ではありません。スマートフォンからの利用を想定している場合には、お勧めのプラグインです。
- 個人カレンダーを表示
Roundcube内に個人カレンダーを表示するプラグインです。参加者への招待メールを自動送信する機能や、招待メール受信者が承諾時に自分のカレンダーに自動登録する機能があります。
- キーボード・ショートカットの機能を使用
Roundcube内でキーボード・ショートカットの機能を使用できるプラグインです。[c]を押すと新規作成画面を表示、[r]を押すと返信画面を表示、[f]を押すと転送画面を表示等のキーボード操作ができます。
Roundcubeのプラグインについてより詳しい情報をお求めの方は、「Roundcubeプラグイン紹介ページ」をご覧ください。
- QRoundcubeのシステム構成について教えてください。
- A
Roundcubeは、PHP言語で作られています。そのため、ApacheなどのWebサーバを経由して動作します。また、メールサーバからのメール読み込みにIMAPを使います。そのため、Roundcubeを使うには、メールサーバにIMAPサーバの機能が必要です。
Roundcubeは、設定やメールのキャッシュをRDBに保管します。RDBとしては、PostgreSQL、MySQL(MariaDB)、SQLiteなどに対応しています。
- QRoundcubeを導入する場合の課題はどのようなものですか?
- A
Roundcubeは、非常に安定したソフトウェアです。ただ、次のような課題があることが分かっています。
- 日本語環境への対応(文字化け対策)
- 日本語環境への対応(アドレス帳)
- IMAPサーバとの親和性
上記のような課題に対してデージーネットでは、構築したシステムの導入後の支援を行っています。デージーネットで構築したRoundcubeのサーバについては、このサポートのメニューを利用することができます。また、Roundcubeに特化した商用サポートも行っています。こちらはデージーネットで構築したRoundcubeのサーバに限らず、サポートを利用することができます。Roundcubeの商用サポートでは、デージーネットで日本語対応を強化したRoundcubeのパッケージや、日本語マニュアルを提供しています。
- QRoundcubeはウィルス対策を行うことはできますか?
- A
はい。しかし、Roundcubeで直接ウィルス対策を行うことはできません。そのため、Roundcubeを経由してダウンロードしたファイルは、ウィルスに感染している可能性があります。この場合には、2つの方法があります。
- メールの配送経路上でウィルスチェックを行う
最も一般的なウィルスチェックの方法は、メールの配送経路上でウィルスチェックを行う方法です。この場合、PC上のメールクライアントでメールを読んだ場合にも有効に働きます。ただし、メールを読んだ時ではなく、配送途中でウィルスチェックが行われるため、新たなウィルスのパターンの更新が遅れると、ウィルスが通過してしまう可能性があります。メールを読んだ時点でウィルスパターンが公開されていても、効果はありません。
- プロキシサーバでウィルスチェックを行う
メールを読む方法をWebメール(Roundcube)経由だけに限定している場合には、Web用のウィルスチェックを行う方法も取ることができます。この構成の最大の利点は、添付ファイルを読み込もうとした時点でウィルスチェックが掛かることです。メールの配送経路上でウィルスチェックを行う方法に比べて、ウィルスチェックを行うタイミングが遅いため、新しいウィルスでも通過する危険は低くなります。メールを読んだ時点でウィルスパターンが公開されていれば、ウィルスが検出されます。また、メール用とWeb用の二つのウィルスチェックを用意する必要がなく、ライセンス料金を節約することもできます。
- QRoundcubeでSPAM対策を行うことはできますか?
- A
はい。しかし、Roundcube単独で、SPAM対策を行うことはできません。
そのため、Roundcubeのメール振り分け機能(managesieve)とSPAMチェックソフトウェアやSPAMチェックアプライアンスを組み合わせることが可能です。SPAMメールと判定されたメールには、件名やメールヘッダにSPAMであることを示すマークが付けられます。メール振り分けの設定を行うことで、このマークが付いているメールを自動的にJunkフォルダーに移動する構成にすると便利です。
- Q添付ファイルの安全性を向上できますか?
- A
はい。可能です。
RoundcubeとSaMMAを組み合わせて動作させることで、添付ファイルの自動暗号化を実現することができます。Roundcubeでは、メールを送信する処理は内部のsendmailコマンドを使う方法と、他のSMTPサーバを使う方法の2つの方法を使うことができます。Webメールだけに添付ファイルの自動暗号化が有効になるようにしたい場合には、専用のSaMMAサーバを構築して、そこを送信先メールサーバとして構成します。
- QRoundcubeのサポートはありますか?
- A
RoundcubeはOSSですので、開発元企業のサポートを受けることはできません。そこでデージーネットでは、Roundcubeに特化した商用サポートを行っています。こちらはデージーネットで構築したRoundcubeのサーバに限らず、サポートを利用することができます。
- 日本語環境への対応(文字化け対策)
- 日本語環境への対応(アドレス帳)
- IMAPサーバとの親和性
Roundcubeの商用サポートでは、こういったRoundcube導入の課題に対して、デージーネットで日本語対応を強化したRoundcubeのパッケージや、日本語マニュアルを提供しています。その他にも、インストールサポートや、使い方に関するQ&A、インシデントサポートなどがあります。
「Roundcube商用サポート」へ
Roundcubeについてさらに詳しい情報をお求めの方は、お気軽に「お問い合わせ」下さい。
デモのお申込み
もっと使い方が知りたい方へ
操作方法や操作性をデモにてご確認いただけます。使い方のイメージを把握したい、使えるか判断したい場合にご活用下さい。デモをご希望の方は、下記よりお申込みいただけます。
OSS情報「Roundcube」
- Roundcubeのインストール
- このページでは、デージーネットのRoundcubeサポートサービスで利用できる、レポジトリを使ったインストール方法をご紹介します。
- Roundcubeのワンタイムパスワード認証
- ここでは、RoundcubeとGoogle Authenticatorを連携させたワンタイムパスワードの利用方法を紹介します。認証コードは、スマホ用アプリで生成することができます。
構築事例と資料
Roundcubeは、オープンソースソフトウェアのWebメールソフトです。多くのスキンやプラグインが公開されていて、用途に応じて拡張することができます。本書は、Roundcubeについて調査した内容をまとめたものです。
オープンソースソフトウェアのRoundcubeにプラグインとカスタマイズを組み合わせて、Webmailシステムを構成しました。ISPとインターネット契約を結んでいるユーザが安全で便利に利用できるWebmailシステムです。
学生がメールシステムを利用するために、Roundcubeを導入したいとご連絡をいただき、弊社でシステムを構築させていただきました。できるだけ停止しないようにしたいということで、HAクラスタの構成としました。既存システムとログイン情報を共有してシングルサインオンを実現したいというご要望でした。
お客様は、システムごとにアカウントを管理していたため、管理者だけでなくユーザにも管理の手間がかかっていました。さらに今回は、オンラインストレージとローコード開発ツールなどのサービスへ、一度にログインできる仕組みを検討していました。そこで、弊社からOSSのKeycloakを利用したシングルサインオン(SSO)システムを導入した事例についての記事です。
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