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IoTプラットフォームで使われるOSS「IoTデータの可視化」
IoTプラットフォームで使われるOSS「IoTデータの可視化」
IoTプラットフォームでは、収集したデータを可視化するツールが使用されます。データを可視化することで、データに基づいた様々な判断や意思決定が容易になります。収集するデータに応じてプログラムを自作することも少なくありませんが、プログラム作成には時間がかかってしまいます。そこで、汎用的な可視化ツールを使うことで、短期間でデータを把握することができます。このページでは、IoTデータの可視化で利用できるOSSと、それぞれのOSSの特徴について解説します。
IoTデータの可視化
IoTデータの可視化では、収集・分析したIoTデータを有効利用するために、ユーザが分かりやすく確認できるようグラフや表でデータを可視化します。データを可視化することで、データの傾向を調査したり、仮説や計画を立てたりと、様々な判断がしやすくなります。このようなデータを可視化するツールは、BI(Business Inteligence)ツールとも呼ばれています。
「BIツールとは?無料で使えるおすすめOSSの比較6選」へ
IoTデータの可視化で使えるソフトウェア
膨大な量のIoTデータを分かりやすく可視化するためには、ダッシュボードにグラフィカルに表示したり、レポートを作成したりすることができる可視化ツールが便利です。また、IoTデータを保管しているデータベースに対応しているかどうかも、可視化ツールを選ぶ際のポイントです。以下では、IoTデータの可視化で使えるOSSを紹介します。
Grafana 〜時系列データの可視化〜
Grafanaとは、様々なデータソースから収集した時系列データを可視化するためのツールです。MySQLなど、30種類以上の豊富なデータソースに対応しています。IoTデバイスから収集し、解析したデータをJSON形式やInfluxDB形式などにすれば、それを取り込んでグラフとして表示できます。グラフは棒グラフ、面グラフ、折れ線グラフなどをサポートしています。
Grafanaでは、ユーザ毎にダッシュボードを作成することができます。そのため、解析したデータを様々な人に、様々な形で表示することができます。
OpenSearch Dashboards 〜OpenSearch用の可視化ツール〜
OpenSearch Dashboardsは、全文検索エンジンのOpenSearchで稼働するように設計された、Elastic社が開発したログデータの可視化ツールです。Elasticsearchの場合はKibanaという可視化ツールを利用していましたが、OpenSearchでは、Kibanaをベースとして作成されたOpenSearch Dashboardsを使って、抽出したデータをグラフィカルに表示することができます。
Kibana 〜Elasticsearch用の可視化ツール〜
Kibanaは、Elasticsearchと連携して使うことができる可視化ツールです。Kibanaは、Elasticsearchに格納されているデータを検索、表示することができます。高度な分析を行うことができます。また、時間軸での分析もサポートしています。分析結果は、表、チャート、マップなどで可視化して、グラフィカルに表示することができます。
ただし、ElasticsearchおよびKibanaは、2021年にデュアルライセンスへ移行したため、オープンソースソフトウェアではなくなっています。
IoTプラットフォームで使われるOSS
- IoTインフラ
- ここでは、FreeRADIUS、OpenXPKIについて紹介します。
- IoTネットワークインフラ
- ここでは、Nginx、HAProxy、Squid、OpenLDAP、389 Directory Serverについて紹介します。
- IoTデータの可視化
- ここでは、Grafana、OpenSearch Dashboards、Kibanaについて紹介します。