OpenStack Swiftを活用したオブジェクトストレージの導入事例
ソリューション開発部 恒川 稜平
今回は、OpenStack Swiftを活用したオブジェクトストレージの導入事例を紹介します。お客様は以前より、大量のデータを保存する仕組みとしてはオブジェクトストレージの利用を検討していました。
お客様のご要望
お客様から以下のご要望がありました。
- オブジェクトストレージとしてOpenStack Swiftを利用したい
- OpenStack Swiftの構築経験がないため教えてほしい
- 評価環境を作成したいので、最適な構成も提案してほしい
お客様のご要望からデージーネットでは、OpenStack Swiftを開発者向けの最小構成でインストールすることを提案しました。
導入にあたりデージーネットで工夫したポイント
デージーネットがOpenStack Swiftの導入にあたり工夫したポイントは以下です。
- 社内で検証の環境を作成して、動作を確認をしながら設計、動作の確認を行った
デージーネットでは、OpenStack Swiftの導入実績がなく、今回初めての導入でした。そのため、社内で検証の環境を作成し、動作を確認しながらの設計を行いました。
- 検証環境でAPIを確認した
まだ構築に関しての参考情報も少なくAPIの利用方法が分かりにくかったため、検証環境でAPIを実行しました。
- 開発者向けの最小構成にした
ハードウェアは1台、仮想的に複数のサーバプロセスが動作する環境を構築しました。動作検証は十分に行える環境なのかも検証を行いました。
- 設計の際に、イメージ図を記載し全体の概念がわかりやすいようにした
全体の概念がわかったことで、試験で確認をするべきことも明確になりました。またお客様にどのようなものかを伝えるときに図を交えて説明できたことにより理解度も向上することができました。
導入後の結果
導入の結果、提供したOpenStack Swift の環境で、オブジェクトストレージの動作検証を進めることができるようになりました。管理者のオペレーションの訓練や、Windowsクライアントとの連携確認ができるようになり、また、大量のデータを保存できて、急な拡張にも対応ができるようになりました。
データを使用したい時に素早く取り出して使用できるため、古いデータへのアクセスも簡単にでき、HTTP通信を利用したインターネット経由でのアクセスが可能になりました。
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