構築事例:OpenStack Swiftを活用したオブジェクトストレージ
お客様は、大量のデータを保存する仕組みの検証環境として、オブジェクトストレージの利用を検討していました。そこで、オープンソースソフトウェアのOpenStack Swiftを開発者向けの最小構成でインストールすることを提案しました。
- お客様が悩まれていた課題
- 大量のデータを管理、保存する仕組みになっていない。
- OpenStack Swiftの構築手順がわからない。
- どのような検証環境の構成を構築すればいいのかわからない。
- +導入企業プロフィール
- ★
導入企業業種
製造業
ユーザー規模
検証環境(5名程度)
利用OS
CentOS 7
導入月
2018年12月
デージーネットが提案した「OpenStack Swiftを活用したオブジェクトストレージ」
OpenStack Swiftを開発者向けの最小構成でインストールすることを提案しました。
社内で検証の環境を作成して、動作を確認をしながら設計、テストを行った
デージーネットでは、OpenStack Swiftの導入実績がなく、今回初めての導入でした。その状況を考慮し、先に社内で検証の環境を作成し、動作を確認しながらの設計作業を行いました。
検証環境でAPIを確認した
現在、まだ構築に関して、参考にできる技術情報も少ない状態で、APIの利用方法が分かりにくい問題があったため、検証環境を使い、APIを実行し機能等のチェックを行いました。
開発者向けの最小構成にした
ハードウェアは1台、複数のサーバプロセスが動作する仮想化サーバ環境を構築しました。検証環境なので実際のサーバは1台ですが、今後実際サーバの数を増やしたときにも対応可能か検証できるようにしました。
設計の際に、イメージ図を用意し全体の概念がわかりやすいようにした
全体のイメージがわかったことで、各試験で確認をするべきことも明確になりました。またお客様にどのようなものかを伝えるときにいくつか図を交えて解説できたことにより理解も深まりました。
導入後の結果
提供したOpenStack Swift の環境で、オブジェクトストレージの動作検証を進めることができました。また、管理者のオペレーションの訓練や、Windowsクライアントとの連携確認もできるようになりました。次に運用面では、大量のデータの保存や急な拡張にもそれぞれ対応でき、データを使用したい時に素早く簡単に取りだせるようになりました。HTTP通信を利用したインターネット経由でのアクセスも可能になりました。
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