1. CuMASとは 一覧へ 3. インストール
2. 準備
本章では、CuMASの導入前にすべき前準備について解説します。
2.1. 事前に用意しておくソフトウェア
2.1.1. 連携するソフトウェア
CuMASは、以下のソフトウェアと連携して動作します。CuMASのインストールおよび設定を行う前にインストールしておく必要があります。
- メールサーバ (Postfix)
- データベースサーバ (PostgreSQL)
- Webサーバ
- PHP (バージョン5.4以降。PDO_postgres, pecl::mailparseモジュールが組み込まれていること)
- Smarty (3.x系)
2.2. 制限事項
CuMASの動作要件、および本マニュアルで想定されている環境について記載します。
- OS
- CuMASの動作は、CentOS7にて確認されています。本マニュアルにおいても、CentOS7上にインストールする事を前提とします。
- Webサーバ
- 本マニュアルでは、Webサーバにapacheを利用する事を前提に解説します。また、サーバ上ではapacheユーザとして動作することを想定されています。
- 文字コード
- Webサーバ、データベースサーバを含め、CuMASの文字コードはUTF-8とします。送受信されるメールの文字コードには特に制限はありません。
- PHPのモジュールについての注意
- mailparseモジュールについて、PHPに拡張モジュールの設定をするにあたり、直接php.iniファイルを編集すべきではありません。/etc/php.d/z-mailparse.iniファイルを用意し、以下を記述してください。
extension=mailparse.so
2.2.1. Smartyのインストール
CuMASは、Webページや通知メールのテンプレート展開エンジンとしてSmartyを利用しています。 Smartyのインストールパスは、/usr/share/php/Smarty である必要があります。 (CuMASのプログラムを書き換えることで、異なるパスに変更させることも出来ます。)
Smartyのソースのうち、libsディレクトリ以下のファイルを全て配置して下さい。/usr/share/php/Smarty 直下に、Smarty.class.phpやpluginsディレクトリなどが置かれることになります。
2.3. 決めておかなくてはならないこと
CuMASのインストール前に、下記表 ■ の項目を決定しておいて下さい。本書では、設定例の通りに設定することを前提として解説します。
項目 | 説明 | 設定例 |
---|---|---|
インストールディレクトリ | CuMASのインストール先 | /usr/local/cumas |
メール保存ディレクトリ | CuMASで使用するメールデータの保存ディレクトリ | /var/cumas/spool |
ドメイン名 | CuMASのWebインターフェースへアクセスするためのドメイン名 | ー |
問い合わせ進捗、表示色 | 進捗ステータスの種類および番号と、Webインターフェース上での表示色 | 0:未着手
1:対応中
2:保留中
3:お客様確認中
4:完了
5:連絡済み
6:連絡不要
|
延通知メール送信者 | 遅延通知メール (■) の送信者 | ー |
問い合わせ進捗に関する設定例についての詳細は、設定詳細の章 (■) にて説明します。