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1. 概要

1.1. 本ドキュメントについて

このドキュメントは、Snipe-PCViewのマニュアルです。

  • 本マニュアルは、株式会社デージーネットにより作成されました。

1.2. 本ドキュメントの対象となるソフトウェア

本ドキュメントは、次のバージョンのソフトウェアの動作をもとに執筆されています。

  • pc-snipe 1.0
  • get_snao 1.0
  • Snipe-IT 6.0.13

1.3. Snipe-PCViewについて

Snipe-PCViewは、 WindowsPCからSNMPによって設定情報、デバイス情報を取得し、 Snipe-ITの資産詳細情報として登録することができるソフトウェア群です。 Snipe-PCViewは、 単一のPCにSNMP接続してSnipe-ITに登録する機能のあるコアプログラムpc-snipeと、 pc-snipeを様々な方法で起動する周辺プログラムで構成されます。

Snipe-PCViewのアーキテクチャ

Snipe-PCViewのアーキテクチャ

図は、典型的なSnipe-PCViewの構成例です。 このような構成では、次のような流れでPCの情報をSnipe-ITに登録します。

  1. 周辺プログラムを起動します
  2. 周辺プログラムは、Snipe-ITに対して対象資産情報を取得しに行きます
  3. 周辺プログラムは、2で取得した対象資産について、PCから情報を取得するためにpc-snipeプログラムを起動します
    • 複数の資産情報を取得する場合は、取得する資産の数だけpc-snipeを一つずつ起動します
  4. pc-snipeは、指定されたPCについてSnipe-ITに対して資産情報の存在チェックをしつつ、コンピュータ名(DNSに登録されている名前)を取得します
  5. pc-snipeは、4で取得したコンピュータ名をもとに、DNSサーバにIPアドレスを問い合わせます
  6. pc-snipeは、5で取得したIPアドレスのPCに対して、SNMPを利用して情報を取得します
  7. pc-snipeは、6で取得したPCの情報を、Snipe-ITに登録します
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