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3. ユーザ/グループの管理

oVirtのユーザ/グループは、デフォルトではinternalと呼ばれるドメインで管理されています。 internalドメインのユーザは、HostedEngine内部で実行できる ovirt-aaa-jdbc-tool というコマンドで管理します。

また、認証のバックエンドとしてはLDAPサーバなどが利用できるため、環境・設定によっては、認証プロバイダ毎のドメインを用意してユーザを管理することができます。

3.1. internalドメインでのユーザの追加

internalドメインにユーザを追加するためには、 ovirt-aaa-jdbc-tool コマンドを利用します。HostedEngineにsshログインを行い、次のように実行します。

# ovirt-aaa-jdbc-tool user add sample --attribute=firstName=taro --attribute=lastName=yamada

追加したユーザのパスワードを変更するためには、次のコマンドを実行します。 なおこのコマンドは、パスワードを強制リセットする際にも利用します。

# ovirt-aaa-jdbc-tool user password-reset sample
Password:
Reenter password:
updating user sample...
user updated successfully

ユーザ追加後、WEB UIから追加したユーザを有効化する必要があります。

まず、管理メニューからユーザ管理画面に遷移します。

_images/user1.png

次に、ユーザの追加ボタンから、ユーザ検索のインタフェースを表示し、 追加するユーザを検索します。検索すると、さきほど追加したユーザが表示されるので、追加を行います。

_images/user2.png

これでユーザ追加は完了です。

3.2. internalドメインでのユーザの削除

ユーザを削除するには、追加と逆の手順を実施します。 まず、WEB UIでユーザを削除します。

_images/userdel1.png

次にHostedEngineにsshログインを行い、コマンドでユーザを削除します。

# ovirt-aaa-jdbc-tool user delete sample

3.3. internalドメインでのグループの追加

internalドメインにグループを追加するためには、 ユーザ追加と同様に ovirt-aaa-jdbc-tool コマンドを利用します。HostedEngineにsshログインを行い、次のように実行します。

# ovirt-aaa-jdbc-tool group add sample

グループ追加後、WEB UIから追加したユーザを有効化する必要があります。

まず、管理メニューからユーザ管理画面に遷移します。

_images/user1.png

次に、追加ボタンから、グループの検索のインタフェースを表示し、 追加するグループを検索します。検索すると、さきほど追加したグループが表示されるので、追加を行います。

_images/group1.png

これでグループ追加は完了です。

3.4. internalドメインでのグループの削除

グループを削除するには、追加と逆の手順を実施します。 まず、WEB UIでユーザを削除します。

_images/groupdel1.png

次にHostedEngineにsshログインを行い、コマンドでグループを削除します。

# ovirt-aaa-jdbc-tool group delete sample
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