構築事例:CaptivePortalを利用したSNS認証
外国人観光客がWiFiを利用できるように、認証環境を用意したいというご要望でシステムを構築しました。WiFiルータのCaptive Portalの機能を利用して、FaceBookやGooogleのアカウントで認証ができるようにしました。
- お客様が悩まれていた課題
- 外国人観光客の利用を促進したい
- 食事や体験をしたことを、SNSに投稿して欲しい
- 日本人の利用者には、継続して情報提供をしたい
- +導入企業プロフィール
- ★
導入企業業種
サービス(東京都)
ユーザー規模
20人
利用OS
CentOS7
導入月
2016年8月
デージーネットが提案した「CaptivePortalを利用したSNS認証」
WiFiルータのCaptive Portal連携機能を使いSNS認証を実現!
外国人観光客向けの広報活動を積極的に行っている施設からの相談でした。外国人観光客がWiFiを利用できるように、認証環境を用意したいというご要望でシステムを構築しました。助成金の要件であるSNS認証を導入したいということでした。
Captive Portal連携のできるWiFiコントローラを導入
SNS認証を実現するために、Captive Portalの機能を持ち、外部認証を利用できるWiFiコントローラを利用することにしました。市販の家庭用のWiFiアクセスルータよりは、やや高いですが、コントローラ機能を内蔵している機器を選択することでコストを抑えることができました。
W-SMSを使って認証を実現
SNS認証には、デージーネットのクラウドサービスであるW-SMSを利用することにしました。FaceBook認証、Google認証の機能を内蔵しているため、ソフトウェアの開発などは不要でした。認証画面は、テンプレートになっているため、お客様の要望に合わせて修正しました。
SNSへの投稿を呼びかけ
W-SMSには、Facebook認証とGoogle認証を行った時に、SNSに登録されているメールアドレスを取得する機能があります。また、そのメールアドレスに、自動的にメールを送ることもできます。この機能を使って、WiFiを利用してから3時間後に自動的にメールが送られるようにしました。メールでは、その日の店舗での体験をSNSで共有してほしいというメッセージを送るようにしました。
導入後の結果
外国人観光客が店舗を利用したときに、その体験の内容をSNSにアップロードしてくれるようになりました。その結果、徐々にですが口コミが広がっているようです。
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