構築事例:daloRADIUSを使用したRADIUSサーバ
daloRADIUSを利用して、FreeRADIUSが出力する、ユーザのログインやログアウト情報をウェブインタフェースから参照できるようになりました。daloRADIUSは日本語にも対応していて、操作が容易になりました。
- お客様が悩まれていた課題
- RADIUSアカウンティング情報をウェブUIから参照したい。
- できればウェブインタフェースは日本語に対応していると嬉しい。
- RADIUSサーバはOSSのFreeRADIUSを使用したいが、管理ウェブUIがなく、操作が煩雑である。
- +導入企業プロフィール
- ★
導入企業業種
情報・通信(神奈川県横浜市)
ユーザー規模
300,000ユーザ
利用OS
CentOS7
導入月
2016年12月頃
デージーネットが提案した「daloRADIUSを使用したRADIUSサーバ」
daloRADIUSを使用したRADIUS認証システムを構築
FreeRADIUSとdaloRADIUSを利用
FreeRADIUSが出力するRADIUSのユーザログイン・ログアウト情報のログをデータベース(MariaDB)に保存し、daloRADIUSを使用してウェブインタフェースから参照できるようにしました。サーバ上でコマンドライン操作を行うことなく、ログを参照できるようになったため、システム管理者以外の運用担当者が自分でユーザログイン・ログアウト情報を参照できるようになりました。
daloRADIUSの日本語メッセージファイルを作成
daloRADIUSは各国の言語毎にメッセージファイルを作成できる仕組みが提供されていました。その仕様にしたがって日本語メッセージファイルを作成することで、ウェブインタフェースを日本語で表示できるようにしました。日本語メッセージファイルは、daloRADIUSのコミュニティに投稿し、採用して頂きました。
FreeRADIUSのアカウント管理にも利用
導入前の要件では、アカウンティングログを参照したいということでしたが、FreeRADIUSのユーザ管理も便利に使用できることがわかり使って頂くことになりました。FreeRADIUSのアカウントはデータベース(MariaDB)で管理されます。
導入後の結果
システム管理部門以外の運用担当者がウェブインタフェースからアカウンティング情報を参照できるようになり、運用サポートの業務が円滑に進められるようになりました。今まではシステム管理部門がアカウンティングログ出力業務を行っていましたが、この作業を運用担当者ができるようになり、システム部門にも満足していただけました。
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