システム構築

構築事例:Keycloakを利用したRoundcubeのSSO連携

Open Smart Design

今回は、WebメールシステムのRoundcubeをKeycloakとSSO連携させた事例です。バージョンアップしたRoundcubeにSSO連携機能が追加されたことで、既存のRoundcubeをバージョンアップし、Keycloakと連携できるようにしました。

お客様が悩まれていた課題
利用するサービスによってID/PWが異なる
利用中のRoundcubeのバージョンがSSOに適用していない
Roundcubeのバージョンを上げるためにIMAPの認証設定が必要
+導入企業プロフィール
導入企業業種

製造業

ユーザー規模

約300名

利用OS

Ubuntu 20.04 LTS

導入月

2022年6月

デージーネットが提案した「Keycloakを利用したRoundcubeのSSO連携」

アイコン男性

解決ポイント

連携しているシステムを確認し、Roundcubeのバージョンアップを提案

お客様は、以前より弊社が導入を行ったオンラインストレージのNextcloud、WebメールのRoundcube、SSOのKeycloakを利用していました。導入を実施した際は、Nextcloudとお客様のご利用しているサービスをKeycloakを使ってSSO連携することができましたが、Roundcubeは連携する機能がなくSSO連携を実施できていませんでした。その後、RoundcubeのバージョンアップによりSSO連携機能が加わり現行のRoundcubeのバージョンアップとKeycloakとのSSO連携をご提案しました。

構成図

SSO連携実施のための検証を提案

RoundcubeをKeycloakと連携してSSOを実施するためには、メールシステム内のdovecotの設定修正などのIMAPの認証設定が必要でした。既存のシステムの設定から変更する部分も多く設定内容が非常に難しいという課題がありました。そこで、まずは弊社内でKeycloakとバージョンアップされたRoundcubeがSSO化するための設定を検証してから実施することを提案しました。実際に、導入時には作業検証や連携検証を実施し、必要な設定変更の検証を行いました。

導入にあたっての工夫

システムの導入にあたり、以下を工夫しました。

お客様と認識を合わせて影響範囲などを確認

バージョンアップによる変更点や作業実施時の影響範囲、その後の運用で変わる点などを事前にお客様に説明し、お客様との認識合わせを行いました。その結果バージョンアップによる影響が最小限にとどまるようにしました。事前に影響範囲や動作について認識を合わせたことで作業実施の停止時間も少なく、作業完了後のお客様の利用もスムーズに済みました。

導入後の結果

アイコン女性

RoundcubeがバージョンアップされSSO化することができたことで、利用しているサービスへの認証をkeycloakに統一することができました。利用しているシステムを変更することなくバージョンアップで変更できたため利便性が高まりました。

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