構築事例:PowerDNSによるDNSサーバ
BINDに替わる権威DNSサーバとして注目されているPowerDNSを使用して、DNSサーバのセキュリティとスピードの向上を図りました。また、PowerDNSの管理ツールであるPowerAdminと合わせて利用することで、管理性も向上することができました。
- お客様が悩まれていた課題
- BINDのセキュリティ対策を頻繁に行う必要があり煩雑である
- DNSのレスポンスをもっとよくしたい
- 管理しやすいGUIが欲しい
- +導入企業プロフィール
- ★
導入企業業種
情報・通信(京都府)
ユーザー規模
50名
利用OS
Linux(CentOS5)
導入月
2015年4月頃
デージーネットが提案した「PowerDNSによるDNSサーバ」
高速でセキュアなPowerDNSと、その管理GUIであるPowerAdminを採用
BINDの脆弱性が頻繁に発見されるようになり、システム管理者はその都度ソフトウェアバージョンアップの対策を実施していました。この時、DNSサーバの再起動が必要になり、サービスへの影響も少なくありませんでした。このため、システム管理者はDNSサーバのメンテナンス時間をなんとか少なくする方法を模索していました。また、DNSサーバを管理しやすいGUIがあれば使用したいというご要望もありました。
PowerDNSを採用
BINDに替わる権威DNSサーバのOSSとして注目されているPowerDNSを採用しました。PowerDNS採用前にはベンチマークを行い、PowerDNSがBINDと比較してより高速にDNSサービスを提供できることを確認しました。
PowerDNSはキャッシュ機能を持たせない権威DNSの専用サーバとして構成することができます。そのため、PowerDNSを採用することで、キャッシュ汚染等、攻撃の心配がなくなり、安心して使用できるようになりました。
PowerAdminを採用
PowerDNSの管理ウェブインタフェースであるPowerAdminを採用しました。PowerDNSはゾーンを管理するためのバックエンドとして、いろいろなデータベースを選択することができます。また、PowerDNSのバックエンドにPostgreSQL等のRDBMSを利用した場合、そのデータベースを管理するためのウェブインタフェースもいくつかリリースされています。今回は、日本語に対応していて、インタフェースがわかりやすいPowerAdminを使用しました。これにより、PowerDNSのゾーン追加やゾーン情報の管理をウェブブラウザから行えるようになり、DNS管理が便利になりました。
導入後の結果
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