構築事例:児童ポルノブロッキング対応DNSキャッシュサーバ
児童ポルノブロッキングは、ICSAから公開されている児童ポルノ掲載アドレスリストを使って、有害サイトを閲覧できなくする仕組みです。本事例は、DNSキャッシュサーバが問い合わせを受けたときに、児童ポルノ掲載サイトへの問い合わせを別サイトに誘導する仕組みを構築しました。
- お客様が悩まれていた課題
- より安全にインターネットを使えるようにしたいが、自社だけでは実現できない
- DNSキャッシュサーバを停止することなく、児童ポルノブロッキングを組み込みたい
- DNSキャッシュサーバの運用の手間を増やしたくない
- +導入企業プロフィール
- ★
導入企業業種
情報・通信(愛知県)
ユーザー規模
30万人
利用OS
xxx
導入月
2015年11月頃
デージーネットが提案した「児童ポルノブロッキング対応DNSキャッシュサーバ」
DNSキャッシュサーバに、自動的にアドレスリストを組み込む仕組みを導入
顧客サービスの向上のため、ユーザが有害サイトを利用できないようにするサービスの導入を検討されていました。ICSAから児童ポルノ掲載アドレスリストが入手できることを紹介し、DNSキャッシュサーバに機能を実装しました。
DNSキャッシュサーバにunboundを採用
DNSブロッキングの技術を利用するため、外部から設定を追加できるDNSキャッシュサーバが必要でした。そのため、unboundの利用を提案しました。
unboundでは、unbound-controlというコマンドを使い、DNSキャッシュサーバ上のデータを動的に管理することができます。この機能を利用してシステムを構築しました。ステムを停止することなく、最新のアドレスリストに対応することが可能になりました。
アドレスリスト入手を自動化
児童ポルノブロッキングで利用するアドレスリストはICSAからダウンロードすることができます。児童ポルノブロッキングの情報が更新されていないかを定期的にチェックするプログラムを作成しました。児童ポルノブロッキングの情報が更新されている場合には、それをダウンロードし、その情報に基づいてDNSキャッシュサーバの登録情報を自動的に編集するようにしました。
導入後の結果
無事に児童ポルノブロッキング対応のDNSキャッシュサーバを稼働することができました。ほとんどの処理が自動的に行われるため、運用負荷は従来とまったく変わらないと評価を頂きました。
また、利用者に対して、児童ポルノブロッキングの対策を行っていることがアピールできるようになりました。そのため、競合他社との差別化を計ることができ、営業面でもプラスに働きました。
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