構築事例:社内向け動画配信サーバ構築
研修用の動画や社内広報の動画を、閲覧するための社内用動画配信サーバを構築しました。お客様は、社内で動画を扱う場面が多いものの、ファイルサーバに動画を保管しており、動画の視聴状況が把握できていませんでした。また、社外秘の動画が多く、セキュリティ上クラウドサービスの利用が難しいという課題がありました。
- お客様が悩まれていた課題
- 動画ファイルの管理が煩雑
- 動画の視聴状況が把握できていない
- 社外秘の動画が多くクラウドサービスを利用できない
- +導入企業プロフィール
- ★
導入企業業種
製造業
ユーザー規模
約500名
利用OS
Ubuntu 20.04 LTS
導入月
2022年8月
デージーネットが提案した「社内向け動画配信サーバ構築」
オンプレミス環境にAVideoを利用した動画配信サーバを構築
今までは、撮影した動画をファイルサーバに保管することで、社員へ共有を行っていました。しかし、どの動画がどこに保管されているかわからず、管理が煩雑になっていました。そこで弊社から、動画を一元管理することができるAVideoを提案しました。
AVideoとは、オープンソースソフトウェアの動画配信サーバです。AVideoの特徴として、動画をWebブラウザ上から配信することができ、オンデマンドのストリーミング配信や、ライブ配信を行うことが可能です。また、AVideoには、多くのプラグインがあり、プラグインを有効にさせることで様々な機能を追加することができるようになります。今回「VideoResolutionSwicher」というプラグインを追加し、動画閲覧時にデータをダウンロードせず視聴できるような提案を行いました。それにより、クライアント側のストレージ容量を消費しないようにしました。
オンプレミス環境に構築
お客様の動画データが社外秘のものが多いということから、オンプレミス環境にシステムを構築することを提案しました。オンプレミス環境に構築することで、自社専用のシステムを構築でき、情報漏洩のリスクも少なくなります。そのためセキュリティも安心して動画データの管理が可能になります。またオープンソースソフトウェアのため、ユーザ数の制限がなく、利用人数が多い場合にコストを抑えて使用することができます。
動画の視聴状況を確認できる機能を追加
動画の視聴状況を把握するため、ユーザ名、視聴日、動画再生数が動画ごとに確認することができる動画視聴状況機能を追加することを提案しました。機能を追加することで、ユーザがどのくらい動画を観ているかチェックを行うことができます。
ActiveDirectoryを使ったユーザ管理
ユーザ管理を一括で行えるように、ActiveDirectory連携の設定を提案しました。他のシステムでもユーザ登録にActiveDirectoryを利用できれば、一括でのユーザ管理が可能になります。こちらもAD連携の専用プラグインを追加して実現させました。
導入時の工夫
導入の際には、以下の工夫を行いました。
AVideo管理者マニュアルの作成
動画のアップロード方法、削除方法、カテゴリ分け、動画説明の追加など、管理者が日々行う作業を洗い出し、マニュアルの作成を行いました。動画視聴状況の確認方法、表示されている項目の説明なども実例を入れて分かりやすくなるよう工夫しました。
利用者に合わせた機能を調整
今回、研修や広報など社内向けの動画を管理するシステムでしたので、「トレンド」(人気一覧)や、投稿日順の並び替えなどは社内で利用するには不要な機能でした。そのため、動画の表示項目を調整して、より実用に合わせるように工夫しました。
導入後の結果
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社内向け動画配信サーバ構築の関連ページ
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