構築事例:Zabbixによる監視システム
オープンソースソフトウェアZabbixと独自開発の連携プログラムを組み合わせ、障害時に携帯電話へ音声で通知する監視システムを構築しました。
- お客様が悩まれていた課題
- ハードウェア老朽化により監視システムのリプレースを行いたい
- 監視設定をウェブインタフェースから行いたい
- メール通知だけでなく外部の音声通知サービスと連携したい
- +導入企業プロフィール
- ★
導入企業業種
情報・通信(岡山県)
ユーザー規模
30,000人
利用OS
Linux(Debian7)
導入月
2013年9月頃
デージーネットが提案した「Zabbixによる監視システム」
Zabbixと独自開発のプログラムを連動
Zabbixの導入
監視システムのリプレースをする際、設定をウェブインターフェースから行う事と障害時に特殊な通知方法を取る事が求められました。そこで、ウェブインタフェースで容易に設定ができるオープンソースソフトウェアのZabbixを導入しました。また、独自開発の監視プログラムを作成し、Zabbixと組み合わせて使用する方法を提案しました。
図のように、Zabbixを導入しネットワーク機器を監視しました。障害が発生するとZabbixが感知します。Zabbixが感知した障害は、メール通知機能を利用して外部の音声通知サービスから管理者の携帯電話へ送られます。監視設定はZabbixのウェブインタフェース画面から行えます。
Zabbixのメール通知と連携する独自開発プログラムの導入
外部の音声通知サービスを利用するために、特定フォーマットのメールを送信する必要がありましたが、Zabbixの標準機能では、そのフォーマットでメール送信を行うことができませんでした。このサービスを利用するために、Zabbixが発信するメール通知を音声通知サービスに送信するフォーマットに変換するプログラムを開発して導入しました。Zabbixと組み合わせて使用する事で、Zabbixが感知した障害を、音声サービスから管理者の携帯電話へ送る事を可能にしました。
導入後の結果
Zabbixの導入でネットワーク機器の監視設定をウェブインタフェースから行えるようになったため、管理者の負担を減らすことができました。
また、Zabbixに導入した連携プログラムによって、ネットワーク機器監視に音声通知サービスを利用することができるようになり、障害時の対応が早くなり、復旧を迅速に行えるようになりました。
また、Zabbixに導入した連携プログラムによって、ネットワーク機器監視に音声通知サービスを利用することができるようになり、障害時の対応が早くなり、復旧を迅速に行えるようになりました。
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