構築事例:DHCPサーバ冗長化(IPv6対応)
エンドユーザ向けにIPv6のIPアドレスの払い出しをしていくため、IPv6対応のDHCPサーバ構築の依頼をされました。重要なサービスのため、冗長化したDHCPサーバとして提供しました。
- お客様が悩まれていた課題
- 事業者としてIPv6が必要だが経験がない
- DHCPサーバが停止するとサービスも停止する
- DHCPサーバの起動に時間がかかる
- +導入企業プロフィール
- ★
導入企業業種
ケーブルテレビ(三重県)
ユーザー規模
約30,000人
利用OS
Linux (Debian5)
導入月
2012年11月頃
デージーネットが提案した「DHCPサーバ冗長化(IPv6対応)」
IPv4, IPv6の両方に対応したDHCPサーバを構築
インターネットサービスプロバイダとしてIPv6への対応が必要になってきたため、IPv6対応のDHCPサーバの構築依頼がありました。DHCPサーバは停止することができないサービスのため、冗長化のリクエストがありました。
Pacemaker/DRBDで冗長化
IPv4、Pv6デュアルスタック構成のLinuxサーバに、IPv6対応DHCPサーバを提案しました。将来的なセキュリティパッチの入手や障害時の対応が可能なように、OSにはRed Hat Enterprise Linux 6を利用し、DHCPサーバとしては付属のISC-DHCPを利用しました。また、冗長化の仕組みとして、Pacemaker、DRBDを利用しシステムの継続性が保たれるように構成しました。IPv4でのDHCPサーバ冗長化のノウハウを活かし、冗長化において共有すべきファイルや監視のポイント等を理解して素早く提供することができました。設定ファイルやリースファイルをDRBDの共有領域に配置することで、障害発生時にも設定を継続して運用できるようになりました。
チューニングで起動時間が10分の1に
DHCPサーバ固有のシステムチューニングポイントを把握することで、性能向上をはかることができました。構築前には、DHCPサービスの再起動に10分以上も掛かっていたのが、1分以内で完了するようになりました。
導入後の結果
周辺機器との設定の調整も順調に行うことができ、ケーブルテレビの加入者がIPv6を利用できるようになりました。
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