メールシステムの構築
業務上欠かすことが出来ない基本なツールとなっているメール。PCやスマートフォン、タブレット端末の普及によりメールはさらに重要なビジネスツールになりました。デージーネットでは、多数のインターネットプロバイダ用のメールシステムをLinuxやOSSを使って構築した実績を背景に、メールシステムをより便利に、より安全に利用する方法を提案します。メールサーバの二重化や、添付ファイルの暗号化、メール承認システムなど、お客様のご要望や環境に合わせたおすすめのメールシステムの構築を実現します。
LinuxやOSSを活用したメールシステムの構築
メールシステムの構築に対して、皆様からいただくご要望は様々です。
- ライセンス費用、料金を抑えたい
- メールアカウントをWEBから管理したい
- メールシステムのセキュリティを高めたい
- 止まらない安定したメールシステムにしたい
- 情報漏洩を防ぎたい
- 業務を止めずに、メールシステムを入れ替えたい
- 大量の受信メールや一斉配信に耐えられる大規模なシステムにしたい
- SPAMメールや攻撃を防ぐ仕組みを導入したい
- オンプレミスからクラウドへ移行したい
- ユーザーがWEBからメールを閲覧できるようにしたい
私たちは、この様なご要望をしっかりヒアリングした上で、LinuxやOSSを組み合わせて最適なメールシステムを提案します。OSSを利用してカスタマイズを行うため、ご要望・状況に合ったメールシステムを構築することができます。
メールデータの移行もお任せください
新しいメールシステムを作る場合には、以前に使っていたメールシステムに残っているメールデータを引き継ぐ方法も検討する必要があります。デージーネットでは、古いメールシステムからのデータ移行を行うサービスも提供しています。
メールデータ移行は、単純にファイルをコピーすれば済む場合もあります。しかし、旧システムのメールデータ保管形式によっては、メールデータのコンバートが必要になる場合もあり手間がかかります。また、メールデータの保管形式が公開されていない製品からの移行の場合には、POPやIMAPなどの標準プロトコルを利用して移行しなければならない場合もあります。デージーネットでは、独自の移行ツールを開発するなど、状況に合わせた対応を行うことで、数多くのメールシステムのデータ移行を行ってきました。
デージーネットには、インターネットサービスプロバイダーのシステムリプレースや、企業のグループウェアからのデータ移行など、多くの知識や経験、実績があります。
安心してお任せください!ご興味のある方はぜひお問合せください。
クラウド、OSS、パッケージソフトウェア、アプライアンスをフル活用!
OSSだけではなく、状況や目的に応じて様々な種類のパッケージソフトウェアやアプライアンスサーバなども活用して、メールシステムを構成します。一度サーバを構築すれば月額などの使用料はかかりません。
また、クラウドとOSSをフル活用し、効率的にシステムを作成します。もちろん、旧システムからデータを移行することも可能です。SaaSなどの定型のサービスと比較しても、よりコストを抑えることができます。さらに、要望にあったシステムを構築することができるという大きなメリットがあります。
取扱い製品:Active! Mail、Active! Gate、Active! hunter、Barracuda SPAM Firewall、InterScan Messaging Security Suite Plusなど
さらに、デージーネットではマルチドメイン対応のメールシステムソフトウェア製品としてDeasy-box MailAdminも提案しています。様々な種類のOSSや製品を比較した上で最適な構成でお客様のニーズにあったメールシステムを構築します。
OSSのメールシステム
デージーネットでは、メールに関する様々なOSSを利用してメールシステムを構築しています。
OSSのWebメールソフトウェア
Roundcubeは、オープンソースソフトウェアのWebメールソフトウェアです。70以上の言語に対応しています。ドラック&ドロップでのメール管理、アドレス帳、フォルダ操作だけでなく、メッセージフィルタなどにも対応しています。そして、Roundcubeでは様々な認証プラグインを利用することもできます。
「無料で使えるWebメールソフトのおすすめOSS〜Roundcube〜」へ
OSSのメール配信システム
phpListとは、メールマガジンなどのメールを一斉配信することができるメール配信システムのオープンソースソフトウェアです。コミュニティが主体となっているOSS版のほか、商用サポートも存在します。またメールマーケティングを行うための機能も搭載しています。
その他にも、デージーネットでは様々なOSSを使ってメールシステムを構築した事例がございます。以下では、メールを読むソフトウェア(MUA)から、高度なメールの管理を行うソフトウェアまで、Linuxで利用できるメールサーバ/メールシステムのOSSを紹介しています。
「Linuxメールシステムで無料で使えるおすすめOSS 比較29選」へ
運用中のトラブルの対応や管理も万全です
メールシステムは、インターネット上の様々な相手との通信を行います。そのため、「メールが届かない!」「大量のメールが送られてきてシステムが遅くなった」など、いろいろなトラブルが発生したり、利用者からの多くの問い合わせを受けることがあります。
また、メールシステムにはビジネス上の重要なデータや個人情報が保管されるため、日々のセキュリティの情報にも気を配る必要があります。
こうした日々の問題やセキュリティ対策をするため、デージーネットではOpen Smart Assistanceという導入後の支援メニューを用意しています。
- エラーや障害の場合にリモートから迅速にシステムの調査を行います
- メールシステムにセキュリティ面での問題が発見された場合には日本語でお知らせします
- 必要なセキュリティアップデートを行い、メールシステムを常に高いセキュリティ状態に保ちます
メールシステムの構築事例
メールシステム・ActiveDirectory連携事例
メールシステムのリプレース時に、社内で利用しているActiveDirectoryのユーザデータを使って、メールサーバのユーザ管理を行うようにしました。社内のファイルサーバや業務システムとユーザ管理を統合することができました。
メールサーバ冗長化事例
オープンソースソフトウェアのheartbeat/DRBDを使って、メールサーバを冗長化しました。MTAとしては、Postfixを採用し、OpenLDAPを使ってユーザアカウントの管理を実施。さらに、LDAPでのユーザアカウントの管理や操作を簡単に行えるよう、postLDAPadminを利用しました。
メールサーバのNFSメールスプール入れ替え事例
メールスプールに利用していたNFSサーバを、システム全体を停止することなく入れ替えました。休日・夜間も業務が止められないため、メールサーバを停止することなく入れ替えを行いたいというご要望に応えるため、独自のメール移行ツールを開発しました。各ユーザのメールセッションが一瞬だけ切れるという、ほぼ無停止の状態での移行を実現することができました。
postLDAPadminを利用したメールサーバ管理システム事例
デージーネットで開発したpostLDAPadminというオープンソースソフトウェアをベースにして、メールサーバのホスティングサービスを効率よく管理することができる管理画面を作成しました。新たなメールドメインを追加したり、ユーザを追加したりすることも、WebUIだけで行うことができるようになりました。
メールサーバのデータ移行(mbox形式→Maildir形式)事例
Solarisで構築した旧メールシステムから、新メールシステムへメールデータを移行しました。旧システムではsendmailとqpopperを利用していたためmbox形式でメールを管理していました。しかし、新システムは、Postfixとcourier-imapで構成するため、Maildir形式へデータを変換することが必須でした。このケースでは、メールデータの移行を含めたメールシステムの移行をご依頼頂きました。
メールサーバ(添付ファイル暗号化)事例
デージーネットで開発したオープンソースソフトウェアのSaMMAを使って、メールの添付ファイルを自動的に暗号化するシステムを構築しました。
添付ファイルのPPAP問題を解決する代替としてSaMMAを利用事例
今回は、製造業者様にてPPAP対策を含んだWebメールサーバを構築した事例です。PPAP対策の仕組みを取り入れたセキュリティの強化を検討されていました。同時に、現在お客様はレンタルサーバを利用している環境で、共有IPアドレスを使う他社の影響を受けていたため、その改善をご要望でした。
メール転送時の添付ファイル削除システム事例
携帯電話へメールを転送する時に、添付ファイルを削除したいということで相談を受けました。Postfixの配送制御機能とSaMMAの添付ファイル削除機能を組み合わせてシステムを構築しました。
標的型メール攻撃対策システム事例
標的型攻撃で使われるメールは、送信者を偽装して送信されるという特徴があります。本事例は、オープンソースソフトウェアのSaMMAとENMAを組み合わせて、送信者を偽装したメールの添付ファイルを自動的に削除することで、標的型攻撃を回避する機能を実現したものです。
Messasyを利用したメールアーカイブシステム事例
オープンソースソフトウェア「Messasy」を利用して、メールアーカイブシステムを構築しました。保存したメールが、IMAPで参照できるので、管理者が普段使い慣れているメールクライアントを使って、様々な条件で検索を行うことができるように、設定を行いました。
メール承認システム(Mail Approval)事例
新人社員が顧客へ送るメールを確認してから送信したいというご要望に応えるため、デージーネットで販売している製品ソフトウェア(Mail Approval)を使って、メール承認システムを構築しました。
RoundcubeによるWebメールサーバ事例
オープンソースソフトウェアのRoundcubeにプラグインとカスタマイズを組み合わせて、Webmailシステムを構成しました。ISPとインターネット契約を結んでいるユーザが安全で便利に利用できるWebmailシステムです。
RoundcubeによるWebメールサーバ(大学様向け)事例
学生がメールシステムを利用するために、Roundcubeを導入したいとご連絡をいただき、弊社でシステムを構築させていただきました。できるだけ停止しないようにしたいということで、HAクラスタの構成としました。既存システムとログイン情報を共有してシングルサインオンを実現したいというご要望でした。
Sympaによるメーリングリスト管理システム事例
今回は、通信事業者様へSympaを利用したメーリングリスト管理システムを構築した事例です。お客様は現状、メールアカウントとメーリングリストを別々に管理しており、管理に大変手間がかかっていました。またメーリングリストの数が多く、変更作業などに労力を要していました。そこで、複数ドメインやLDAPによる統合管理に対応したメーリングリストシステムをSympaを利用して構築しました。
SpamGuardによるメールサーバへのスパム攻撃対策事例
ISPから、メールサーバのシステムの負荷が高くなる状況が続いているということでメールサーバのシステム強化の相談がありました。状況をヒアリングした結果、大量の迷惑メールによるスパム攻撃を受けていることが分かりました。そのため、メールサーバのシステムを増強するのではなく、スパムメール対策としてSpamGuardを導入しスパム攻撃メールを遮断する方法を提案しました。SpamGuardを導入した結果、メールサーバに届くスパムメールを80%以上の率で遮断することができるようになり、既存設備のままで運用を続けることができました。
SpamGuardによるメールサーバのパスワード漏洩対策事例
大手小売店から、メールサーバが頻繁にRBLに登録されて困っていると相談がありました。分析の結果、何人かの社員のメール送信パスワードがメールサーバから漏洩したことが分かりました。デージーネットからは、メールサーバのパスワード漏洩対策のため、SMTP over SSL/TLSとSpamGuardの導入を提案しました。
HAproxyを利用したメール中継システム事例
お客様から、自社で製造、販売をしている機器からメールを送信したいというご要望がありました。該当機器は、外部にアクセスができない閉域網のネットワークにあるため、メールを中継し、さらに複数の外部のホスティングシステムに中継をし、そこから外部に送信するシステムが必要でした。デージーネットではヘルスチェック機能を持ったHAProxyを使用したメール中継システムをご提案いたしました。
Sieveを利用したメールの振り分け機能つきメールシステムの導入事例
クライアントから、メールシステムに、自動でメールを振り分けたり転送したりする機能を導入したいというご要望があり、Sieveを使ったメールアドレスの振り分け機能つきメールシステムをご提案しました。Sieveは普通のプログラミング言語とは違ってメールのフィルタリングに限定されており、メールシステムとしてユーザが記述したプログラムを導入することに有効です。弊社が開発したWebアプリケーションのpostLDAPadminには、Sieveプラグイン(plugins)が利用されています。本件では、Sieveをインストールしそれを管理するための管理GUIを導入しました。
Cockpitによるサーバ管理ツールの導入事例
今回は、製造業者様にてメールサーバにCockpitを導入した事例についての記事です。お客様はメールサーバ管理をコマンドラインインターフェースで行っていたため、サーバの状況の把握に時間がかかっていました。そのため、操作が簡単なGUIの導入をご要望でした。また、現状のメールサーバに影響が出ないよう、最小限のGUI構成をインストールすることを検討されていました。
Mailmanを使ったメーリングリストサーバ事例
Mailmanを利用して、多数のメーリングリストを管理するメーリングリストサーバを構築しました。4台のサーバーを使って、サーバの冗長性と拡張性を確保した構成で導入を行いました。
Mailman 2を利用したメーリングリストサーバ構築事例
以前より利用していたMailman 2を使ったメーリングリストサーバのIPアドレスが汚染、ブラックリストに登録されてしまったため更改を検討していました。以前利用していた際にカスタマイズしていた内容や、利用者等の情報をそのまま移行し、以前と同様に利用できるメーリングリストサーバを構築しました。
MailAdmin2を利用したホスティングメールサーバ構築事例
メールサーバをリプレースしたいというお客様に、デージーネットで開発したMailAdmin2を利用してメールサーバのホスティングシステムを導入しました。MailAdmin2を導入したことにより、専用のWebインタフェースでドメインやユーザ登録が簡単に操作できるようになりました。
Googleメール送信者ガイドラインに対応したDMARC設定の導入事例
今回は、ケーブルテレビ局様の保守を行っているメールサーバに、DMARCの設定を行った事例です。お客様は、Google社や米国Yahoo!社が公開しているメール送信者ガイドラインの対応に向けた、メールサーバの設定追加を検討していました。
八王子市役所様へLGWANメールサーバ導入事例
今回は、八王子市役所様向けに、LGWANサーバ/LGWAN振り分けサーバの構築を行った事例です。お客様は、LGWAN(総合行政ネットワーク)に関連したサーバのリプレースと同時に、外部から受信したメールをすべて自動でLGWANへ振り分ける仕組みを希望していました。
fmlからSympaへメーリングリストサーバ移行事例
今回は、製薬会社様へメーリングリストサーバを構築した事例です。お客様は、現状fmlによるメーリングリストサーバを利用しており、メーリングリストの管理ができていないという課題がありました。
全文検索の仕組みを導入したメールアーカイブシステム事例
今回は、教育関係のお客様へメールアーカイブシステムを構築した事例です。お客様は、以前デージーネットで構築したメールサーバのリプレースを検討しており、メールでの情報漏洩の防止を行いたいというご要望から、特定のユーザに送付されたメールをすべて転送するメールアーカイブシステムを導入しました。
山口ケーブルビジョン様へDMARCレポート解析サーバの導入事例
今回は、山口ケーブルビジョン様へDMARCレポート解析サーバを導入した事例です。GoogleやYahoo!が公開している「メール送信者のガイドライン」やなりすまし対策のため、DMARCの設定を以前より対応していました。しかし、DMARCの設定を「そのままメールを受信する(none)」にしており、今後よりDMARCポリシーを強化していくため、DMARCレポート解析ツールの導入を検討していました。